検事の信義

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066577

感想・レビュー・書評

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  • 最近いつ泣いた?と先日友人から聞かれたが、今読み終えた4話目「信義を守る」で更新された。佐方検事のことば「事実は真実ではない」。
    世の中には実はいろんな場面でこの認識が必要なんだろうと思う。自分の暮らしの中でさえあるよな、、、、って思う。
    真実が詳らかになった裁判の場面、被告の道塚昌平さんのシーンで涙腺決壊。
    裁判はわたしのためにあるのではない。
    罪を真っ当に裁くためにある。迷いのない佐方さん。できればドラマでも観てみたいなぁ。
    虎狼シリーズの面々の名もチラリと出てきて懐かしかった。

    なんとコレ、佐方さんシリーズの4弾だったんだ!ウレシイ!1、2、3、読まなきゃだ!

  • 2023.0721

  • 佐方貞人シリーズ第四弾。自分の信義を貫く佐方検事にしびれます。

  • 佐方シリーズ第4弾。(第3弾より先に読んでしまった。)
    今回も短編だったけど面白かった~。
    事務官増田の視点なのでそこも新鮮。(お仕事は大変そうだが。)

  • 118

  • シリーズ4作目。内容は少しマンネリ感もありましたが、日岡が出てきたのは嬉しかったです。今後佐方との絡みに期待します!

  • 佐方検事シリーズ面白い!

  • 世の中、不正なしで潔癖に生き抜くなんてまず不可能ですからねぇ。もちろんコトの大小はあれど、個人もさることながら企業はなおさら表に出せぬことを抱えてる。万人がそうならお互い様ってとこもあるし。ただ公僕、まして法曹界において不正がはびこったんじゃあ、裁かれる罪人でさえ浮かばれませんでしょ。そんな中で佐方検事の貫く信義則、およそ現実離れしているからこそ毎度かっこいい。組織の圧力に屈さぬためには、中山七里さんの描く主人公の傲慢さも必要だけど、礼節を保ちつつ己れを曲げぬ姿にも憧れる。どちらも唯我独尊ではありますな。

  • 短編。読みやすい。潔い。

  • 2021.01.25読了

    佐方貞人(元検察官であり刑事事件専門の敏腕弁護士)シリーズの第四作目。

    シリーズ最後の作品。
    今までの三作と比較すると、やや盛り上がりに欠ける印象。

    二、三作で佐方の過去も明らかになり、改めて法廷での案件に立ち返っている。

    ただ、ある程度パターンが見えている為、マンネリ感は多少なり感じる。併せて短篇から成る為、どうしても事件が小粒になってしまっていると感じた。

    安定して面白いのですが、“面白い”という状況に読者として慣れてしまいそれ以上を求めているのかもしれません。

    続編希望!!
    巨悪に立ち向かうスケールの大きな話を長編で書いて欲しいです。個人的には。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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