わが家は祇園の拝み屋さん12 つなぐ縁と満月に降る雨 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082911

作品紹介・あらすじ

東京に災厄をもたらそうとする黒幕に拉致されてしまった小春。小春と澪人は離れ離れになったまま、それぞれにできることを模索していくが……。二人の絆と想いは強大な敵に打ち勝つことができるのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 無事に完結した東京出張編。ほっと一息。

    過去からの因縁で不遇だった千歳。なんとか思いとどまれてよかった。そして祖母に会えたのも、縁だろう。
    正義感がゆがんでしまった川口。
    一番印象が変わったのはもちろん谷口さん。師匠とのわだかまりが徐々に解けてきて、いい感じ。
    コウメちゃんもコマちゃんも、大変なお役目でした。お疲れ様。
    若宮くんと小春の会話はもちろんいいが、若宮くんと澪人との会話もけん制し合ってるみたいでよかった。

  • 昨年春に買って、ようやく読みました。
    前巻で小春が攫われてしまい、ハラハラしながら続巻を待っていたはずなのに、気づけば1年近く放置したまま…
    無事に解決して良かったε-(´∀`*)ホッ

    それにしても、このシリーズを読むと寺社仏閣巡りがしたくなります。
    現に、これをもとに、京都の寺社仏閣には何ヶ所か行きました。
    今巻は東京編なので、東京の神社がいくつか出てきます。
    東京の神社も、有名なところは旅行の際に行きましたが、もっと巡ってみたいと思いました。
    早くコロナが落ち着かないかなー

  • 小春でさえ一瞬疑った若宮くんを澪人が嫉妬しながらも絶対的に信頼している理由がわかった。
    若宮くんの繰り返し孫のように慈しみというのは嘘ではないんだろうけど、自分に言い聞かせていた言葉だったんだと思うと切なくなる。

  • 東京編完結~。
    千歳くんも家族に会えてよかった(^^)

  • やっと東京編が終わる。ちょっと長かったように感じたが、まあいろいろ伏線も回収されてすっきりかな。で、終わりかと思ったらまだシリーズは続くのね。でも、後書きで「もう少し続きます」とあるので、終わりは近いのかな?

  • p199~小春の前世の玉椿と驪龍(若宮)の長きに渡るわだかまりが解決した。蓋を開けて見ればなんてことのない理由。驪龍のよかれと思った行動が玉椿を苦しめることになった。玉椿に晴れると嘘をつき雨を降らせた驪龍は、現世の小春に対してもまた嘘をつく。p218~そのことを若宮に指摘する澪人。
    p220「あなたは、彼女を欲しいと思いながら、彼女を想い、振り払うように手放したんやて」
    その後の若宮くん爆弾発言!
    『あなたの中に、わたしがいるんです』『(略)わたしの一部をあなたに渡したんですよ』
    麗しすぎる澪人。その美しさの秘密を知った瞬間、膝を打ちました!前世の容貌、そして兄の和人と似ていない点に納得です。
    東京出張編堂々の完結!ちょうど1ダース。12色の色鉛筆がケースにきれいに収まった感じ。
    13巻からはどんな色のお話を読ませていただけるのか。楽しみです♪
    最後にお気に入りシーンを。
    P161~宗次朗さんと小春ちゃんがバイクに乗ってる場面。そのバイクの横につけた車が前に出ていきなりドアを開ける。
    とっさに宗次朗さんは小春ちゃんの胸倉つかんで歩道に放る。宗次朗さんかっこ良かったです(#^.^#)

  • 最初からずっと緊迫した状態が続いて、とっても疲れた(--;)その分、全てが終わった時には嬉しさが増し増し(^o^)♪なんかもう「これで完結しちゃっても良いんじゃないの?(^^)」と思うくらいの大団円だったけれど、まだ続くのね(*^^*)

  • 東京編ラスト巻。小春の斎王としての力が強くなって、捕らえられて居たにも関わらず封印を小梅に力を託しせて良かった!千歳が抱えていた闇も解放されて、一安心。澪人の小春に体する想いが可愛くてキュンキュンでした。次から又京都へと舞台が戻り、リスタートするのが楽しみです。

  • ついに東京編が解決! でも、このシリーズ自体はまだまだ続くみたいで良かった! まだ解決してない問題があるしね! それが今後どうなっていくのか楽しみ! 千歳くんはかわいかったから、是非再登場してほしいな~! コウメちゃんとコマくんもかわいかった~! 再登場希望、もふもふ♪。今後は若宮くんが澪人さんをからかって小春ちゃんにちょっかいかけてくるんだね、楽しみ! でも、なんだかんだで澪人さんと小春ちゃんには幸せになって欲しいな~!

  • 「少年の記憶。」
    何もかも失ってから。
    少し似ていないぐらいだったら検査結果で結論はでていただろうが、これだけ見た目が違えば何をしても信用できなくなってしまうだろ。

    「おかげ狐と狛猫。」
    二人の代理を務める。
    完全に姿を捉えて追いかけることが難しい以上、それを阻止するには捕獲が目的ではなく二匹の動きをなるべく封じることになるだろう。

    「それぞれの祈祷。」
    閉じ込められてても。
    本当に行われている最低な行為ばかりだったとしても、それを立て直す為に謀反を働くのであれば違う方法が必ずあると考えれないのか。

    「日比谷神社へ。」
    軟禁された場所とは。
    これほど絵に描いたような人生を歩んだ姿を見てきたからこそ、同じ組織に属した時に知った穢れに対して拒絶と失望があったのだろう。

    「解放の時。」
    心からの言葉は届き。
    ずっと傍に居て特別だと声をかけてきてくれた者すら呼んでも来てくれなかった時、絶望と同時に心が揺れたからこそ留まれたのだろう。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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