- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041085462
作品紹介・あらすじ
十月。切米の季節で、蔵前は行きかう人でにぎわっている。しかし、羽黒屋の切米が何者かによって奪われてしまった!五月女家の家督を継いだ善太郎は、羽前屋のお稲の妊娠を知る。二人が選んだ結末は……。
感想・レビュー・書評
-
入り婿侍商い帖シリーズの17作目
「新・入り婿侍商い帖」シリーズ(第二期)の1作目。
2019.10発行。字の大きさは…中。
旗本・早乙女善太郎は、羽前屋のお稲が来月にも自身の子を産むことを知る。
善太郎の祖母・久美とお稲の祖父・恒右衛門は、生まれる子を自身の家に取り込もうと考える。
善太郎とお稲は、身動きできない病床の老人2人の願いと執念がぶつかり合う。
このままでは、二人は、祝言を上げる事ともできない。
生まれて来る子の父親もいない状態となる。
そんな中で年3回支給される切米にからむ事件が起こる。
次回はどうなるか。 -
2022.12.14
-
次々と困難が降りかかってきますね。
-
身動きできない病床の老人二人の願いと執念がぶつかり合って、膠着状態は変わらないままだった。
-
2019年10月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。通算17作目。また、降りかかる火の粉。善太郎とお稲の行く末も絡まり、はらはらドキドキの展開です。火の粉は、払い切れるのか、若い二人の困難はどう乗り越えるのか。次巻が楽しみです。
-
角次郎の長男、善太郎が主人公となる物語。
切り米の時期に起こる米の強奪事件が思わぬ発展を。
重なるミステリーが魅力の新シリーズ。 -
千野隆司 著「新・入り婿侍商い帖」、新シリーズ№1、2019.10発行。角次郎から善太郎に主役がシフトしそうな新シリーズのスタートです。善太郎の恋仲・お稲、妹のお波津、これからが楽しみです。今回も、悪だくみをする輩に苦労しますが、なんとか無事に事なきを得ました。善太郎の祖母・久美、お稲の祖父・恒右衛門、二人とも衰えが。存命の内に善太郎とお稲(身重)は祝言を挙げることができるのか!
-
100
著者プロフィール
千野隆司の作品






切米、わからない言葉だったので、調べておきました。
時代小説を愉しむには、江戸時代のことを、少しでも知っている方がいいですね。
切米、わからない言葉だったので、調べておきました。
時代小説を愉しむには、江戸時代のことを、少しでも知っている方がいいですね。