新・入り婿侍商い帖 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.33
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本棚登録 : 47
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041085462

作品紹介・あらすじ

十月。切米の季節で、蔵前は行きかう人でにぎわっている。しかし、羽黒屋の切米が何者かによって奪われてしまった!五月女家の家督を継いだ善太郎は、羽前屋のお稲の妊娠を知る。二人が選んだ結末は……。

感想・レビュー・書評

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  • 入り婿侍商い帖シリーズの17作目
    「新・入り婿侍商い帖」シリーズ(第二期)の1作目。
    2019.10発行。字の大きさは…中。

    旗本・早乙女善太郎は、羽前屋のお稲が来月にも自身の子を産むことを知る。
    善太郎の祖母・久美とお稲の祖父・恒右衛門は、生まれる子を自身の家に取り込もうと考える。
    善太郎とお稲は、身動きできない病床の老人2人の願いと執念がぶつかり合う。
    このままでは、二人は、祝言を上げる事ともできない。
    生まれて来る子の父親もいない状態となる。
    そんな中で年3回支給される切米にからむ事件が起こる。
    次回はどうなるか。

    • seiyan36さん
      こんにちは。
      切米、わからない言葉だったので、調べておきました。
      時代小説を愉しむには、江戸時代のことを、少しでも知っている方がいいですね。
      こんにちは。
      切米、わからない言葉だったので、調べておきました。
      時代小説を愉しむには、江戸時代のことを、少しでも知っている方がいいですね。
      2019/11/23
  • 2022.12.14

  • 次々と困難が降りかかってきますね。

  • 身動きできない病床の老人二人の願いと執念がぶつかり合って、膠着状態は変わらないままだった。

  • 2019年10月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。通算17作目。また、降りかかる火の粉。善太郎とお稲の行く末も絡まり、はらはらドキドキの展開です。火の粉は、払い切れるのか、若い二人の困難はどう乗り越えるのか。次巻が楽しみです。

  • 角次郎の長男、善太郎が主人公となる物語。
    切り米の時期に起こる米の強奪事件が思わぬ発展を。

    重なるミステリーが魅力の新シリーズ。

  • 千野隆司 著「新・入り婿侍商い帖」、新シリーズ№1、2019.10発行。角次郎から善太郎に主役がシフトしそうな新シリーズのスタートです。善太郎の恋仲・お稲、妹のお波津、これからが楽しみです。今回も、悪だくみをする輩に苦労しますが、なんとか無事に事なきを得ました。善太郎の祖母・久美、お稲の祖父・恒右衛門、二人とも衰えが。存命の内に善太郎とお稲(身重)は祝言を挙げることができるのか!

  • 100

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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