- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041103708
感想・レビュー・書評
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大物俳優と浮気してるアイドルとそれを追いかけるパパラッチの物語。前半のスピード感がすごかったのに対して、後半は先も予想出来てしまって長いエンドロール後を見てるみたいだった。恋して、逃避行して、それでも応援してくれるファンがいて戻る場がある。そんなアイドルにとっての夢が描かれてる。
比較して不安になって、努力して、自信を持ったと思ったら自己嫌悪になるというのは、同じ感覚だと思った。覚悟を持つしかないという最後の終わり方はかっかよくて好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説は普段あまり読まないが、『ピンクとグレー』を読んでから加藤シゲアキさんに興味を持ち本書も読んでみた。
前作同様、登場人物の描写にしてもストーリー構成にしても、うまくまとまってる。
アイドルのリアルな描写は自身の経験も本作に活かされてるのかな。 -
NEWSの人とは知らなかった
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2014.11.14読了
ピンクとグレーに続く、シゲの2作目!
これも一気に読みました!
辛くて痛々しいことが多いストーリーだけど、今回はハッピーエンドだと解釈しました。
芸能界を舞台にして、光と影を書いてます。
当事者だからこそ生々しい世界観が書けるのかなぁと。
ただ、芸能界だからより濃く描かれるだけであって、どんな人生にも光と影があって、その中で葛藤して浮いたり沈んだりしながら生きてるんだよなぁと思いました。
渋谷や長瀞の鮮明な描写、
TwitterやFacebookといった現代を写した話、
音楽、彫り師、映画、コーヒー等の深い世界観、
細かく描かれていて、惹き込まれました。
個人的には、ヴァン・ヘルシングについて、LIVEの中でも使われてるしシゲのお気に入りのネタなのかなぁと感じて興味が湧きました。笑
あと柊については手越で脳内再生されて、シゲの小説でNEWSのメンバーが演じたら面白そうだなとか、NEWSファンとしての感想も持ちました。笑
巧と亜希子の関係は少し無理矢理な印象を受けたものの、多一郎や香緒里のキャラはかなり好きでした。
初めから少しずつ、どういうこと?と感じる伏線をはっていって、読み進めていくと明らかになる展開も好きです。
曖昧な終わり方にせず、後日談が語られるのも私にとっては魅力でした。
2作品を読んで、著者に対して感心と尊敬のようや気持ちが生まれています。
第3作目のBurnも読むしかないですね! -
やはりアイドルものなのね。面白かった。
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爽やかで軽くて読みやすい
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これはアイドルの加藤君にしか書けないね。芸能界の事をよく知ってるからこそ書けるんだと思う。
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カメラマンとアイドルの逃避行の話。
芸能人としての悩みについても描かれていて、実際に加藤くんも感じてきたことなのかな、と思う。
私はNEWSのファンだから読んだけど、普通に小説として楽しく読めた。
また、この小説を読んで加藤くんの内面に触れられたような気になり、加藤くんのことがもっと好きになった。
四人のNEWSをもっと応援しようと思った。
そんな気持ちにさせる小説を書けるなんて、加藤くんはまさにプロのアイドル小説家だなと思った。