採薬使佐平次

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著者 : 平谷美樹
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103951

作品紹介

大川で惨死体が上がった。吉宗配下の御庭番にて、採薬使の佐平次は探索を命じられる。その死体が握りしめていたのは、昇降図と呼ばれる代物で、温度を測るものだった。一体何のために使うのか…。同じ頃、西国では蝗害が広がり、ほかの採薬使仲間は原因を究明すべく、江戸を立つが…。

採薬使佐平次の感想・レビュー・書評

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  • 見慣れぬガラス棒を握りしめた土左衛門の謎を探索する採薬使の佐平次。同じ頃に西国では蝗害が広がり、他の採薬使たちは原因究明に旅立つ。佐平次は実在の人物で採薬使、実は隠密というのが面白い。ストーリーは生物を使ったテロみたいなもので国内外のミステリーでお馴染みのパターンを時代小説に置き直した感じだが、それらと比べるとまあまあ面白いがサスペンスやアクションの面は薄いです。特に主役の佐平次の影が薄く、悪役にもこれといった存在感が無いためメリハリに欠けます。採薬使というのが今ひとつ生かされていない感じです。

  • 採薬使という職業を、初めて知った。

    吉宗の命を受けた御庭番でもある佐平次。
    ビードロを握りしめて、大川で、惨殺死体の調査で、手には、昇降図という温度計であったのだが、この時代に、温度を測るという事は、どんな意味を持っているのか?

    西国の稲の害虫被害が及ぼす 大飢饉に、どう対処して行くのか?

    害虫という生物テロ集団を見つけ出すには、、、、。

    吉宗も、佐平次も怒りが、こみ上げる。

    サクサクと、最初は読めたのだが、武士の要職、時代背景の内容が、何かつながりにくくて、小説のあらすじの面白さが、少し減ったのは、お庭番等が、安易に殺されてしまうからであろうか?

    読み終えるのに、いつもより時間が掛かった作品であった。

  • 将軍吉宗の御庭番にして植物のスペシャリスト採薬使である佐平次が、惨殺された隠密同心の死の真相と西国で広がりつつある蝗害に立ち向かう‼

  • 一人の隠密廻りの同心が殺された。御庭番である採薬使が動く。

    結構ばっさばっさ人が死んでいくのでびっくりした。
    あと、「当時はxxだった」みたいな時代背景が随所に入ってて面白い。めっちゃ調べたんだろうなあ。

  • 設定などは興味深いのだが、文中で言葉や時代背景などの説明を挟まれるのが、話のテンポが崩されるように感じる。
    確かに説明があればわかりやすいのは確かだが、会話などでサラっと説明することはできないのだろうか?

  • 御庭之者とはいえ、無敵なのか採薬使!

  • 将軍お庭番という裏の顔を持つ採薬使。一人の隠密廻りの同心が殺されたのを発端に、幕府転覆を狙う壮大な陰謀を暴く。

    陰謀の首謀者がまさに江戸時代版マッドサイエンティストといったところか。江戸時代モノとして読んでいると、なかなか予想外な真相の陰謀だった。お庭番を採薬使という立場に重ねた設定が効いていて、シリーズとして作品が続くようであればいろいろ楽しめそう。ただ、雰囲気が終始淡々としていて、スルスルと読むことは出来るが、少し盛り上げに欠けるかなぁというのが残念なところ。

  • 採薬使と言うあまり知られていない職業から見た一種の捕り物帳。幕府転覆を謀る尾張藩の陰謀を暴く。最初の小さな手掛かり(辻切り死体が持っていたビードロだけ)から、足を使った地道な調査を経て事件は拡がりを見せていく。調査の途上で何人もの同心の下っ端が死んでいく。この時代、人の命が随分軽い。ビードロが昇降図(寒暖計?)の一部であると判り、敵は温泉地で何をしていたのか、湯気で何を温める?と謎解きは何やら江戸時代のガリレオの様。最後は悪人が一網打尽の大チャンバラ劇、仕置き人スペシャルみたいで爽快!シリーズ化狙いかな。

  • 採薬使というのが御庭番として活躍ということから、隠密同心として悪党をばったばったと斬りまくるのを期待して読むと、結構たんたんと話が進んで肩すかし。だからといって面白くないわけでなく、今後シリーズ化されたら読み続けるだろうと思える作品です。

  • 請求記号:913.6/Hir
    資料ID:50070319
    配架場所:図書館1階西 学生選書コーナー

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