- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104439
作品紹介・あらすじ
小学校の同級生で親友の明日香に裏切られた凛々子。さらに自分の仕事のミスが妹・温子の破談をまねいていたことを知る。自己嫌悪に陥った凛々子はプロポーズを断ってきた同期の神蔵守にある決断を伝える……。
感想・レビュー・書評
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2014.6.26読了
1.2巻が面白くそのままの勢いで3巻を読んだら、ガッカリ感が否めない。これって検事がすること?という幼稚さ、席を抜くという浅はかな考え…本来は1巻から成長していく姿を描きたかったのだろうけど、そうは感じ取れなかった。読みやすいという意味では好きな本。(図書館)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすい物語なのだけれど──。
2巻の終わりで続きが気になり読み進めたが、やはり最後まで何か物足りない作品で終わった。
登場人物がみな良い人ばかり。それも変に明るい。
もちろん、それでも良い小説は書けるだろうけれど、この作品に限っては、マイナスに作用していると言わざるを得ない。
物語の奥行きを浅いものにしている。
2巻でも感じことだが、同僚の検事神蔵守の、あまりな能天気さと空気の読めなさ、ストーカーまがいの行動を取るキャラがどうしても気になる。
こんな検事、現実にはいないでしょう。
そんな男と同僚といっても関係を切れない凛々子の心情が理解できない。
何故きっぱりと彼を断れないのか、不思議である。
作者の恋愛感に全くついていけないのだ。
作者の阿川佐和子氏自身も独り身ですでに還暦だ。
結婚していないせいか、見た目は若いが、恋愛感覚が旧いのではないか。
現代女性の恋愛感とかけ離れた感覚しか持ち合わせていないように思える。
やはり彼女に最近の女性の恋愛感を表現させるのは年齢的にも経験的にも無理がある気がする。
ラストシーンも、さほど感動的には響いてこなかった。
残念である。 -
3巻通した感想としては、
もぅ、御都合主義の連発…といぅよりも、
やりっぱなしの自己満足…といぅ感じかなぁ…。
あえて、多過ぎる粗には眼をつぶりましてぇ…、
1巻で、メインとなるキャラクターを登場させ、
2巻で、冤罪事件といぅヘビーな事件を設定し、
3巻で、解決…といぅ序破急構成にも係わらず、
検事の前に人間としてどぅなの?的な展開に…。
しかも、すべてが後付け説明的な終わりって…。
やっぱり、どんなに難しくても、小説なんだから、
描くべきシーンは、しっかりと書かないとねぇ…。
書きたいことだけ書きまくり…ではダメだと思ぅ。
あと、主人公も、ダメダメだったなぁ…。
結局、お話が進んでも…、進むほどに…、
主人公に同情も共感も、応援もできませんでした。
新米検事のお仕事小説としても、×。
友情小説や家族小説としても、××。
無論、法廷小説としても…、×××。
本来なら、キャラも事件も、最高の素材なのに…。
これって、何が問題なんだろぅ…??
阿川さんは、
この小説で、一体、何を伝えたかったんだろぅ…。
結構、期待して、時間もかけて読んだんですが…、
お久しぶりぶりの、残念な作品でした…。
なんだか、かなり辛口な感想で、スミマセン…(_ _) -
3巻目もおもしろかったー!けど、起承転結の『結』部分だからかな。期待しすぎたからかな。なんともうまくまとまったって感じ。
このまま終わりとなるとなんだか肩透かし。もっと凛々子の活躍(というかドタバタ劇?)が読みたい! -
第1章で明日香の背景を知ることが出来て良かったが、その後のストーリーの充足感が微妙なところだった。こんなに簡単に2人は仲直りするものなのか?と。
続きを読むかは迷うところ。 -
凛々子は、幼馴染みの明日香が書いた記事によって窮地に追い込まれる。
自宅にはマスコミが押し寄せ帰ることもできない。
数日後やっと家族に会うが、自分の仕事のミスが妹・温子の破談をまねいていたことを知る。
自己嫌悪に陥った凛々子は悩んだ末、プロポーズを迫ってきた同期の神蔵守に戸籍に関してある決断を伝える…。
著者プロフィール
阿川佐和子の作品





