TRICK劇場版 ラストステージ (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106419

作品紹介・あらすじ

上田はある企業から、海外の秘境のレアアース採掘のため、その地域の呪術師の力がトリックだと証明してほしいと依頼を受ける。上田は例のごとく奈緒子を騙し連れて行くが、そこで待ち受けるものとは……。

感想・レビュー・書評

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  • 貧乳マジシャン山田奈緒子と弱虫物理学教授上田次郎、二人の活躍の最後の舞台は異国、赤道スンガイ共和国。村上商事のレアアース開発を拒む奥地のヤー村は、呪術師・ボノイズンミを信奉していた。彼女は“まもなくこの世の終わりが来る”と予言しているうえ、ヤー村に向かう船の中、上田が謎の奇病に犯されてしまい――秘境を舞台に奈緒子は呪術師に立ち向かう。そして訪れる、己の運命を受け入れるその時に、奈緒子が上田に託したものは――「餃子と寿司を死ぬほど奢ってくれ……さよなら」トリックシリーズ14年間の集大成、これが本当に最後の完結編。待ち望んだその先にあるものは、果たして――これ以上ない物語の終末を、ノベライズと映像で目撃せよ。

    まだまだ終わらんよトリックシリーズもこれで最後。思えば2014年はこの作品があったお蔭、と言うべきか所為でと言うべきか、トリックに振り回された一年でございました。ノベライズ読んじゃうと、ホントにホントに終わっちゃうな……と思ってずっと手をつけなかったのです。ちょいちょい拾い読みはしてましたが。最後だけ読んだりね。最後はこれ本編で確認しないとだめですよー、読んだ人はみんなちゃんとDVD見ようね!
    ラスステ自体は7回くらいは見てると思うんですがノベライズで読むとまたちょっと違った感じする。なんか今までのノベライズに比べると文章が雑なような気がするけど……やむ落ちされたところが文章化されてたり、逆に本編ではあるけど書かれてなかったりって感じです。ほかのノベライズと同じだね。っていうか私が書きたいと思うのは自分が文章書きだからなんだろうか。
    えっとね……内容についてはね、ブログだのツイッターだのに散々書いてきたので今更ここでだらだら書こうとは思いませんが、もうこれ以上のない最終回だなって本当に思います。これだけ長く続いてきた中でよくぞこんな素敵な結末を用意してくれたなあって……もちろん思うところがないではないけど、どうしても切なくなっちゃうところがあるんだけど、でも、もう終わっちゃったらこっちのもので、きっとあの二人は今もお互いを罵りながら、でも信頼し合いながら遠いどこかで存在しているんだと思うと、ずっとずっと幸せでいてね、と強く思います。上田、もう奈緒子を絶対手放さないで。奈緒子、あなたは今まで悲劇に終わってきたすべての人と、そして見守ってきたすべての私達の願いを叶える為に、これからを生きるのよ。もう二度と、失ったりしては駄目だからね。
    さてちょっとしめっぽくなったけどこの辺で……新作3のノベライズも出るといいのにな。

  • 小ネタや無駄な会話(褒めてる)がざっくり省かれているので、映画に比べてかなり短く、文字が大きくて余白が多くて読みやすい!ですね。ストーリ自体はトリックらしいトリックではなく、その点では物足りなさを感じます。しかし、映画はあの、最後のあの顔が全てなのでね。こちらの終わり方もまた、色んな想像をかきたてる、小説ならではの終わり方だなと思います。

  • 【図書館本】映画未観賞。今無印から順にDVDを見直しているので主要キャラはもちろん、効果音やBGMまで脳内再生されてしまう。TRICKパワーw
    生瀬さん……違う。矢部さんのヅラネタは映画でも健在で、ちょ、私の腹筋をどうしたいんですか!? という心境。好きだ、矢部さん。TRICKはこういうネタ部分があるからこそ楽しい。もちろん、山田&上田コンビあってのTRICKだということはわかった上で。
    小説としては、ちょっと読みにくい印象。脳内再生がなければ苦しかったかも。
    終わり方を含め、色々物足りない部分も多く、これを読んだだけでは“映画を観に行かなければ!!”という意識にはならなかった。レンタル始まるまで待つ。待てる。

  • 映画2014/1/19 鑑賞

  • 2014年1月公開
    監督 : 堤幸彦

    物理学者と二流マジシャンのコンビが、開発に伴う立ち退きに反対する密林の部族のシャーマンと退治するお話。

    偉大なるマンネリ、完結ってことで、
    もうもはや大体どうなるか読めちゃうんだけど、
    それはそれで安定のクオリティというか、
    内輪ノリなんだよなこれも完全に。

    ただ、完結っていうことで、
    ちょっと浮き足立った感じがしなくもなかった。
    最後まで淡々と、あのままフツーに終わっても
    よかったんじゃないかななんて思いました。

    ラストは完全にファンサービス。

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