ローウェル骨董店の事件簿 センチメンタル・ジュエリーの謎 (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 160
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106815

作品紹介・あらすじ

第一次大戦直後のロンドン。陰のある美形で骨董店の店主・デューイは、あやしい男から訳ありな雰囲気のジュエリーを預かる。その直後、男が殺されて……。骨董屋の兄と検死官の弟が活躍する人気シリーズ!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。
    相変わらず解剖技術とか、捜査方法は時代考証的にあっているのか気になるのだけど(あってると思うんだけど現代っぽいというかそんなに進んでたの?って気になる)2作目だからなのか読みやすかった。
    というか1作目で出てきた登場人物を活かして操作につなげるというのはおお!と思ってしまった。
    スピンオフっぽかったのでここまでキャラクターが生きてるとは!
    ドゥーイとケイのわだかまりもスッキリして良かった。
    デリックとドゥーイもなんだかんだ良い感じに兄弟やってるようだしそこら辺は解決してきた感じ。
    しかし相変わらず骨董店の事件簿と言いつつ骨董店脇役だなぁと思ってしまう。
    ドゥーイも謎解きに参加できないのか…脚があれだから外には出ないのかなぁ…
    3作目があるなら絵がかけてると良いな。
    あと、ベントリー警部の胸ポケットのあれが伏線として何処かで生きる事があれば面白いなぁと思ってしまった。

  • 戦争が終わっても心の傷はなかなか。
    今リアルタイムで戦いがあることも含めて辛さを改めて感じたり。
    でも絡まった糸があちこちほどけて丁寧に結び直された絆がよかったね。
    この先、彼らが幸せに過ごせますように。

  • センチメンタルジュエリーなるものを知りました。
    いや、昔のミステリーでも読んでたかもですが、すっかり忘れてますwなかなかロマンチック✨

    今回はお兄ちゃんも前より活躍する一冊。
    前作同様、戦争にまつわる悲しい事件でしたが、デューイとデリック兄弟の仲がますます良い方向に向かっているので良きでした。デューイの長年の想いが報われるエピソードでもあります。

    この判型が少し大きい本は挿絵もちょいちょい入ってます。

  • ヨーロッパにおける戦争の話はあまり読んだ記憶が無かったが、やはり悲しい事実が沢山あったのだろうなと思った。悲しい事件の解決と共にデューイたちの抱えた戦争もようやっと終わって新たな家族の絆が生まれたラストは素敵でした。立つ鳥跡を濁さずは案外難しい。

  • 最初からぐぐっとのめり込めた上に、最後がとても良かった。
    一冊読んで設定や言葉遣いに慣れたからか、
    特になにか引っ掛かったりもしなかったし。
    うん、良かった。

  • 常に重々しい戦争の空気感がまとわりつく中での謎とき。
    時代背景上仕方ないのだけど。
    でも少しずつ兄弟や親友と絆が深まってもっと明るい感じになればいいな。

  • シリーズ2作目。大戦中の出来事に対する謎解きと、ケイとのわだかまりも解けた巻。というかこの2冊目まで読まないと基本的な人物紹介が終わってないような....。

  • ローウェル兄弟続編。第一次大戦についてもうちょっと詳しく書いてくれるといいのですけど。それは別として、ケイとの繋がりはよかった。続く…のかなあ。

  • 2作目とは知らずに読みましたが、楽しめた。キャラクターも設定も良くて好き。前作も読みたい。
    しかしデューイさんの存在が薄く感じ、もったいない。

  • とりあえずケイの声がもどってよかった。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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