転生義経は静かに暮らしたい (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 71
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041123997

作品紹介・あらすじ

牛渕和歌子(うしぶち・わかこ)は前世――源義経の記憶を持つ、鎌倉の神社の娘。
飛び抜けた身体能力を持ち、神社のご神体である刀・薄緑で悪鬼を祓う力を持つが、今世は目立たず普通の女の子として暮らしたいと思っていた。
だが、新入学した鎌倉の高校には、武蔵坊弁慶の生まれ変わりという体育教師・蔵慶武嗣(くらよし・たけつぐ)と静御前の生まれ変わりである男子高生・由比静流(ゆい・しずる)がいた!
生まれ変わって現世で再会した二人は、今世こそは和歌子(義経)を側で守り抜きたいと、いきなりプロポーズしてくる。
いきなりのラブコメ展開(!?)に悪鬼退治など、騒々しい日々が始まるが、和歌子は前世にまつわる不可解な夢を見るようになって……?
『大阪マダム、後宮妃になる!』の著者が贈る、現代転生ラブコメ×青春成長物語!

感想・レビュー・書評

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  •  源義経が転生したのは女子高生の和歌子。
     普通に生きたいと願う彼女の周囲には、同じく生まれ変わった弁慶と男に生まれ変わった静御前。

     いきなり結婚を申し込む弁慶に、和歌子をヒモにしたいという静(◎_◎;)

     そんな彼女には古都・鎌倉にはびこる鬼退治をしているという秘密が。

     彼女はこんな環境の中で普通の女子高生生活を送ることが出来るのだろうか?

     面白かったです。いろいろ語ってしまうとネタバレしてしまいますので控えますが、普通の転生ものとは違うことだけは強く言いたいです。

  • 源義経の記憶を持った女子高生が、弁慶や静御前の生まれ変わり(担任教師&男子高生)と夜な夜な鬼退治するラブコメ。悪霊として切り捨てるのではなく、一個人の魂を浄化させる目的で行動している点に好感が持てる。突っ込みどころも多いが、深く考えなければ楽しい。私の日常では、日本中世史など忘却の彼方に葬り去られており、小説でも読まん限り後白河上皇や北条政子を思い出す機会はなく、所々いいおさらいになった。

  •  個人的に「俺TUEEE~の転生モノ」が好きではないけれど、去年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をずっと観ていたので手に取ってしまった。

     主人公は義経の転生らしく(らしくというのが今後の展開のキモ)、弁慶や静御前の生まれ変わりと現世で出会い、この二人にモテる王道ストーリー。会話のテンポが良く、それなりに歴史も研究されて書かれているなと思い、楽しく読む事ができた。

  • 田井ノエルさんの転生もの、今度は源義経と関係者! 登場人物の掛け合いの面白さは、大阪マダムシリーズ以上ですね! アクションシーンも満載!アニメもいいけれど、実写ドラマも見てみたいし、この本を持って鎌倉、そして平泉に旅行したいなぁ。気が早すぎます?

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著者プロフィール

略してタイノエ。小説家のような生物。愛媛県松山市近辺在住。2018年、第6回ネット小説大賞を受賞して商業デビュー。代表作に『道後温泉 湯築屋』シリーズ(双葉文庫)、『大阪マダム、後宮妃になる!』(小学館文庫キャラブン!)などがある。@tainoe_tainoel

「2023年 『執筆中につき後宮ではお静かに 愛書妃の朱国宮廷抄 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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