なまなりさん (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 250
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041132173

作品紹介・あらすじ

怪異蒐集家・中山市朗が聞き取った幻の長篇実話が新装版で登場。後日談と、書き下ろし短篇を収録。沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東礼二。彼の仕事仲間の健治が、沙代子という女性と婚約をした。しかし沙代子は、妖艶な双子姉妹による執拗ないじめにより自死へと追いやられる。彼女の死後、双子姉妹の周囲で奇妙な事件が続発するようになるが、それにとどまらず、被害はやがて双子の実家へと移っていく――。伊東氏の目の前で起こる信じがたい怪異と事実……。体験者本人によって、二日間にわたり語られた生々しい体験記。

感想・レビュー・書評

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  • 期待してたより怖くなくて残念。

  • 復刊したという情報を聞いて読みたくなってしまいました。

    まさに人を呪わば穴二つ、自業自得ここに極まれり⋯といった感じ。どことなくもやーっとした終わり方が実話怪談らしくて好き。
    白石晃士監督の「ノロイ」とか、ホラーモキュメンタリーが好きな方にもおすすめです。

  • 導入部を山中先生が直接話されてる動画がYOUTUBEにありますが、そちらの方が余程怖い気がします。
    やはりあの人のお話ありきかなと。
    文字にすると内容自体は恐ろしくてもやはり怖くはない。

  • 怖いか怖くないかと聞かれたら
    ズバリ私は怖さは感じなかった。
    しかし呪術は興味深い。
    かけるのも、かけられるのも
    どちらも嫌だけど。

  • こんな強力な物理現象をあらゆる方向に無制限発動できるなら、軍事転用したらどうですか? 国防に役立ちますよ。

    古臭くて幼稚で、不自然で、革新性の1ミリもない駄作。従来のホラーから昇華する気概もないこんな作品、何を持って書こうと思ったのか理解できない。時間の無駄だった。

  • 軽く読めて楽しめる1冊。





    家の前にきて「ここは良くない」とか言うだけ言って帰ったおっさんほんと好き

  • 結局正体は明らかにならないけど、それがリアル。
    本当にそこまでの恨みだったのか、何かを取り込んだのか、取り込まれたのか。誰も幸せになってない。

  • 筆者が聞き取った話、ということなんだけど……実話ベースでこんなことがあったら生きていられん。序盤の発端もなかなか嫌なところを突いてくるが、後半で明かされていく裏の面も含めて考えると、日本土着の闇深い恐怖は、長くはない話ながら読み応えがある。しかしやはり本当にこんな話が実在するとなると恐ろし過ぎるので、脚色たっぷりということにしといて欲しい。

  • 読み終わった後、背筋がぞぞぞとして、しばらくやまなかったです…。

    本作の作者さんが原作の映像作品「怪談新耳袋」は大好きで、あらかた見尽くしたと思うのですが本を読んだのは初めてでした。
    ごくフラットに体験者の話が書いてあって、それが逆に怖い。
    でも、今日夜お風呂はいれないような怖さじゃなくって、ふいに思い出してはゾッとするような感じ。
    きっとこの先の人生で度々思い出してしまうんだろうな。

    お化けや幽霊が存在するか否か、そんなことはおいといて、ただこんなとてつもない怨念や因縁が実際にあったと言うことが、兎にも角にも恐ろしい。
    なるべく穏便に生きていきたいと切に思う。

    背筋をゾクゾクさせたい方には超オススメの一冊です。

  • 短め怖いけど短め

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著者プロフィール

(なかやま・いちろう)兵庫県生まれ。怪異蒐集家、放送作家、オカルト研究家。クリエーター養成塾「作劇塾」塾長。木原浩勝氏との共著『現代百物語 新耳袋』(全十夜)は、ロングセラーとなった。著書に『怪異実聞録 なまなりさん』『聖徳太子 四天王寺の暗号』『怪談狩り 市朗百物語』『怪談狩り 赤い顔 市朗百物語』などがある。

「2022年 『なまなりさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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