- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041137802
作品紹介・あらすじ
梅雨の晴れ間の6月。凜香と瑠那が通う日暮里高校で体育祭が開催されようとしていた。その少し前、瑠那宛てに怪しげなメモリーカードが届いて……。危機はまだ去っていなかった。魔の体育祭、ついに開幕!
感想・レビュー・書評
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凜香と瑠那が通う高校の体育祭が闇ブックメーカーの対象に。いつも大災害を的中させて独り勝ちする参加者の妨害工作を防ぐことができるか。
体育祭の短距離で一位予想の凜香を怪我させて場を荒らそうというちっちゃな話が、なぜこんな大きな話までいくのか。もう発想が面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松岡圭祐『高校事変 14』角川文庫。
12巻で完結し、たまにスピンオフが刊行されるだけかと思っていたら、今年3月に13巻が新章として刊行された。そして、5月から3ヶ月連続でこの14巻から16巻までが刊行されるらしい。
前巻に続き、日暮里高校に通う優莉凛香と母親違いの妹で同級生の杠葉瑠那の二人がヒロインを演ずるが、今回は特に瑠那の活躍が目立った。
前半は何時もと同じような展開に今回はイマイチかなと思ったのだが、中盤から事件が起こり、アクション・シーンが増えるや俄然面白くなっていく。
凜香と瑠那が通う日暮里高校で体育祭が開催されようとしていた。そんな中、放課後に瑠那宛てに届いた怪しげなメモリーカード。同様のものは、複数の闇カジノにもばら撒かれており、メモリーカードに記録されていたアドレスにアクセスすると、日暮里高校の体育祭が闇賭博の賭けの対象になっていたことを知る。
体育祭には尾原輝男文部科学大臣が訪問視察することも報じられ、武蔵小杉高校事変と似通った状況に陥ったことに2人は危機感を募らせる。
案の定、体育祭で事件は起きる……
勿論、それだけで終わる訳はなく……
凜香と瑠那の同級生で、闇落ちしてしまった雲英亜樹凪が今回の事件の鍵を握るようだ。
まだまだ楽しみは続く。
本体価格840円
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高校事変14
新シリーズは日暮里高校体育祭での危機。
そして、さらなる脅威、雲英亜樹凪。
亜樹凪はとんでもない悪党に成長していた。
最後には結衣が登場しました。嬉しかった^_^ -
2023年5月角川文庫刊。書き下ろし。凛香と瑠那のシリーズ2作目。通算14作目。新しい高校事変シリーズは現実世界とは少し歴史の流れが違うパラレルワールドのようななんでもありな世界のお話だ。発生するぶっ飛んだ事件も面白いが、なんといっても、息が合った凛香と瑠那のコンビのぶっ飛んだ活躍が面白いし、熱血教師も面白い。ラストに登場する大学生の結衣が楽しい。
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凛香と瑠那の通う日暮里高校で体育祭が開催されようとしていた。
裏では賭けの対象に。闇のブックメーカーのトップはもちろん凛香。
当日は文部科学大臣が来場するという…
何か武蔵小杉高校事変に…
やっぱり結衣と比べると、何かもの足りない。
なんだろう…
なんか淡々としているような…
瑠那もすごいんだが…
派手さがないのか…
凛香もほぼ出番なし…
結衣で慣れてるからなのか…
EL累次体、一体なんなのか?
亜樹凪、死んでないんだろうな、たぶん…
結衣も何かを探っている…
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今の時代ならではの何でも賭け事に出来ちゃうのは凄い。高校の体育祭とか成立する?と思ってしまう。
ハスミン先生が、雲英 亜樹凪に籠絡されたのがダサい。悪の教典では逆の立ち位置なのに、このギャップは面白い。 -
りんかとルナの仲がなかなかほっこり。ゆいねぇさんもちっとでてこないかな。
次作への伏線が色々はられていて、もう買いますよ、ここまで読んだら。