ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI 誰が書いたかシャーロック (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041146866

作品紹介・あらすじ

作家としての成長著しい李奈。確実に読者も増えてきて、さらなるステージアップを目指そうと意気込むが……。『シャーロック・ホームズシリーズ』に絡む事件が発生。その内容とは!?

感想・レビュー・書評

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  • 「はい、杉浦です」

    今作は、李奈さんが直木賞候補になっており、
    シリーズ序盤に比べて
    だいぶ売れて知名度があがってます。
    いやー、よかった。

    本書は、「バスカルヴィル家の犬」の
    原作者が誰かの謎解き

    冒頭に「パスカルヴィル〜」の
    ナタバレを含むとあり、
    先にそちらを急いで読みました。

    ネタバレ回避後、
    ようやく本書を読む事が出来ましたが、
    別に気にしない人もいるかも。

    何カ国の専門家にも謎解き依頼をしていたけど
    今回は日本人である李奈さんだから
    解けた謎かも。

    次回作を楽しみにしてます

  • 今回はコナン・ドイル著の「バスカヴィル家の犬」が著者の創作であるかどうかの謎解きを英国大使館から依頼される。
    一方、季奈の新作が直木賞候補になってその賞の行方も気になるところで、実は謎解きと交錯していたり、最後の謎解き会場にはウィリアム皇太子まで登場するというサービスぶり。

    それにしてもやはり、季奈の成長スピードが速すぎる!

  • 今回はコナンドイルの「バスカヴィルけの犬』の謎の解明を頼まれる李奈。国内だけではなく、イギリスにまで行くなんて、スケールが大きくなりましたね。しかも、万能鑑定士Qこと莉子も世界で仕事する様になるとは驚きでした。

    直木賞ノミネートまでいくのも驚きですが、結果がどうなったのか、次巻が待ち遠しいです。

  • ベストセラー作家になっても質素な暮らしをを続けている李奈に、新作が“ある賞”の候補になったとの知らせがもたらされる

    その後、ドイル作『バスカヴィル家の犬』についての謎を調べてほしいと英国大使館から依頼された李奈は、賞の発表を待ちながら調査を進めることに

    しかし、周辺でおかしなできごとが続発して窮地に追い込まれ……

    「このままじゃヒネりがない小説みたい。……逆転がなきゃ面白くないって」

    調査の継続を決意した李奈

    「あー!」
    ひらめいた李奈が真実にたどりつく

    《英国文学史上最大の危機とは!?》──帯のコピー

    “いま大注目の人気シリーズ”第11巻、2024年1月刊

    「はい、杉浦です」
    最後のこの一文のつぎの一文が気になってしかたない

  • 同シリーズ、11冊目Σ(゚∀゚ノ)ノ
    本作は、帯や裏の紹介に記載の2つの出来事に巻き込まれる。

    駆け足になった気はしますが、逆に李奈にとっては菊池さんが言われた通り、気が紛れて良かったかも!?

    コナン・ドイルの作品は、子供の頃に数冊読んだ程度でしたので、やはり偉大な作家も人間なんだな、と親近感が湧きました。

    今作のラストも気になりますが、実は前巻の最後の後、実家で事件に巻き込まれると思っており、その辺、今後触れるのか気になっております。

  • 相変わらず面白い 次も期待

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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