寺山修司少女詩集 (角川文庫 て 1-12)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041315279

感想・レビュー・書評

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  • 「一ばんみじかい抒情詩」

    なみだは
    にんげんのつくることのできる
    一ばん小さな
    海です

    「ここ半年間、朝のドラマ(あまちゃん)で眩い少女の母親を演じてきた。健気に頑張る娘の姿は日本の朝を間違いなく照らしていると信じている。でも、少女というのはとても儚くいじらしいものである。一ばん小さな海でなんども溺れそうになりながら大人になってゆく。」
    (『小泉今日子書評集』より)

  • 寺山修司の思想の本質は命と悪だと思う。人間より人間であれというか。

  • 狡猾なんだよひとは。頭の先からてっぺんまで。いろんな敵がいて。わたしの名前にわたしはうつくさをかんじる。生きつづける理由なんてそれだけでいい。病なら病で生きるだけ。

  • 合唱でおなじみ「カウボーイ・ポップ」「ヒスイ」、
    「時には母のない子のように」って寺山修司だったのか。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 寺山修司は詩、短歌ともに瑞々しく、抒情性に富むものだ。「時には母のない子のように」は歌がヒットしたとき母を失ったので心に沁みる。

  • これは難解でした…でもわからないのに嫌じゃないというか、そんな心地良さがありました

    色んな意味で寺山修司が「言葉の魔術師」と評される所以がわかる一冊。

  • 恋する少女は多弁で寡黙。
    世界は無数でキラキラして、寂しくモノクローム。

  • 「半分愛して」よかった

  • うーん

    海の詩がわたしは好きだったかな

    なかなか理解が難しい

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著者プロフィール

詩人、歌人、劇作家、シナリオライター、映画監督。昭和10年12月10日青森県に生まれる。早稲田大学教育学部国文科中退。青森高校時代に俳句雑誌『牧羊神』を創刊、中村草田男らの知遇を得て1953年(昭和28)に全国学生俳句会議を組織。翌1954年早大に入学、『チェホフ祭』50首で『短歌研究』第2回新人賞を受賞、その若々しい叙情性と大胆な表現により大きな反響をよんだ。この年(1954)ネフローゼを発病。1959年谷川俊太郎の勧めでラジオドラマを書き始め、1960年には篠田正浩監督『乾いた湖』のシナリオを担当、同年戯曲『血は立ったまま眠っている』が劇団四季で上演され、脱領域的な前衛芸術家として注目を浴びた。1967年から演劇実験室「天井桟敷」を組織して旺盛な前衛劇活動を展開し続けたが、昭和58年5月4日47歳で死去。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた。

「2024年 『混声合唱とピアノのための どんな鳥も…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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