雑多ごった煮

山は怖い。行く人は万が一を考えて欲しい。

そこで終わるのかーい！という感じだけれど、物語りとしては壮大で根底はゲームなんだなぁって感じの伏線回収が面白かった。

派手な銃弾や砲撃が飛び交うわけではない、日本らしい戦争。

まだ、中身はスクランブルエッグのようにふわふわしてる。

ひととまものの物語り。
ひととくにの物語り。
生きることを謳ったはなし。

食べたいものを食べていく話。
行動力があって、それを許した家族もすごい。環境が人を生き生きさせるんだなぁ。
どんぐりのチョコと小魚の石ころステーキが美味しそう。

はらはらした。薬の安全性って難しいんだなぁと。

空白、見えない部分、行間、感情の機微を書いた作品。全てを見せず、全てを指し示して、余韻で愉しむ感じ。

日常の中の感情の起伏が丁寧に描かれているかんじ。瑞々しい感性の展示がここにあるんだなと。

言葉を生業にする人たちの語彙力とその言葉を選べるセンスよ。面白いね、人間。

エベレストを目指すことを決めてから、何をしてきたか、登る時の赤裸々な気持ちを写真と共に綴った本。景色がすごく綺麗で、怖くて、自然とはかくあるものかと思った。

エボラに纏わるノンフィクション作品。人が崩壊して溶けていく様子がどんなホラーよりも恐ろしい。

新型コロナご流行る前に書かれているが、内容は的確でよく書かれていると思う。

歴史のやわやわ話はさくさく読めるので面白かった。悲観的になりすぎず、苦難も苦難として書かれていたので安心して読めたし、最後の索引がすごく充実していて、深掘りしたい時に役立つのが良い。
個人的にはケンタッキーの話が面白かった。現代寄りだから想像しやすいからかもしれない。

進化と退化の本来なら何世代にも渡るゆるりとした変化を、1個の人間の短い時間で見た気がしたし、やはり適応能力が高いという事は不要な機能の取捨選択が早いという事なんだろうな。それがいいのか悪いのか何も分からないけれど。

感覚を別の何かに置き換えるのは面白い。
全く違う世界を見ている主人公の適応能力こそが凄いんだろうなと思った。

コラム形式の文体なので、さくさく読める。より詳しくというよりはこんな世界あるよという入門編。気になった植物を調べたくなる。

恋する少女は多弁で寡黙。
世界は無数でキラキラして、寂しくモノクローム。

知識がこれ程までに面白く語られるものなのか、とずっとわくわくニコニコしながら読むことができた。
ゲストの方もそうだが、なむさんいいださんの知識量やそれを引き出すタイミングの凄いこと。これが学びや教育、勉強の結果なのかな。良い本を読むことができて嬉しい。

柔らかな優しい灯りのお話。人が自分の道を見つけて前を向くお話。昨日から今日、明日を見るためのお話。素敵なお話をありがとうございました。