わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510018

感想・レビュー・書評

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  • 最近、思うことあって、
    椎名誠を全制覇しようと心密かに誓ってしまった。

    この本は、1980年3月発行。
    椎名あやしい探検隊最初の記念すべき傑作探検本。
    何がいいって、裏話ネタが椎名誠、旅する文学館に書いてあるけど、沢山の離島探検を行っているが、
    全体的に行き当たりばったり旅で、そこがドキドキ感が出て面白い。行く場所を決めるのも、飲み屋の会議で決めたとあるが、実は椎名の独断だったとか、行き先も当初予定した所には、キャンプする場所が無くて、見える島に移動してキャンプしたとか、もう、めちゃくちゃ。
    面白い。
    これは、あやしい探検隊の全体に共通するところである。
    まだまだあるぜえシーナワールド!

  • 昔読んだけど再読。
    怪しい探険隊シリーズの1作目。
    オッさん(?)&小学生のドタバタキャンプが、あいかわらずオモシロイ(>ω<、)
    あんなにキャンプをやってるのに、達人にならず、ハプニングがあったり、ぐだぐだになってしまうのがいい!

  • 中学生の時に初めて読み、あまりの面白さに声を出してゲラゲラ笑いながら読んだ。
    内輪だけで盛り上がっている事柄で読者を釣りこむのは苦労する気がするが、作者は見事に成功している。
    仲間内で行くキャンプという究極の内輪ネタを、
    そのエッセイストとしての腕によって見事なエンターテイメントに仕上げている。

    今でも読み返すとニヤニヤが止まらない。

  • "怪しい探険隊"シリーズの第一弾、1982年に発表されています。

    のんびりしているのか、大胆にしているのか、はたまたおバカにしているのか、なんとも決め難いー多分全部の要素を含んでいるのでしょうードタバタな“名前だけ”探検“宴会”エッセイ。とにかく、独特の椎名さんの書くスタイルが面白いので、読み終わった頃には病みつきになっていること請け合いです。

    神島、三重県、という訳で、ブッククロッシングの読書企画、日本縦断チャレンジで読んで貰えればいいなぁ、なんて思っています。しか~し!三重県について、近畿地方が中部地方かという論争があることは、グーグルするまで知りませんでした。。。え~っと、おもしろかったエピソードは、やっぱり動物ネタ、蛇と蛸でしょうか。椎名さんの“想像力”というのは本当にユニークだわ。


    元々は日本帰国時に購入したこの本、アメリカから日本へとブッククロッシングで旅に出ました。
    http://www.bookcrossing.com/journal/10502051/

  • いい歳したおっさん達が 若者特有の熱い心もなく、だらりだらりとキャンプしたり蚊の大群に襲われたり、真剣勝負を途中放棄したりする話。

  •  初めて椎名誠にふれた作。テント、酒、焚き火。新入りはドレイ。別名、東日本蹴飛ばす会(東ケト会)。ここが原点というべき。

  • 椎名誠の孤島でもどこへでも行って、どこへでもテント張って、仲間達と焚き火を囲んで酒飲んで騒ぐという内容のドタバタワハハ集。(かなり強引な説明だね)
    椎名誠が主催するこの怪しい団体、通称"東ケト会"(東日本何でもケトばす会)に入隊を希望する者です。

  • 08/2/25 ★★★☆
    ナンダナンダと知らぬ間に椎名誠に引き込まれるキッカケになった本。
    こんなアウトドアをしてみたい!

    椎名誠の本は、食べ物でいえばスナックみたいなもんだと思う。
    スナックが食べたい時もある。
    僕が椎名誠を愛読するのはそういうことだ

  • 怪しい探検隊シリーズ。まずはここから。(蔵)

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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