- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041664117
感想・レビュー・書評
-
読書録「魔界医師メフィスト兄妹鬼」3
著者 菊地秀行
出版 角川文庫
P74より引用
“融通の効かない男のことを石部金吾というが、全身岩みたいな
この男が泣き顔になると、かなり狂暴な面構えだけに、妙に愛嬌
がある。”
目次から抜粋引用
“退院患者
後継者変貌
妖策
血肉の陣
魔人の果て”
超常の力を持つ医師を主人公とした、ダークファンタジー長編
小説。シリーズ第二弾。
魔界都市新宿で大きな力を持つ家の家長が、死を迎えようとし
ていた。彼の枕元には子供たちが集められたのだが、その中には
メフィストの姿もあった…。
上記の引用は、跡目を争う兄妹達の一人に対する一文。
前作でも書かれていたような、人に対する描き方ですが、やはり
ここでも挿絵がついていません。まあ小説なのですから、自分の
頭の中で想像して楽しむべきところなのかもしれませんが、この
作品は漫画で読んだほうが面白いかもしれません。
ーーーーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初メフィスト。単純にエンターテイメントで面白いね。菊池秀行は近年のライトノベルとか、漫画とかの根っこに居そう。
-
吐き出すまで約五秒。眉目秀麗の医師メフィストらの見守る中、死の床にある紫拳祇老人の口から、長さ十センチの虫が現れ出でた。一族隆盛の源であるこの虫を腹の中に宿した者のみが、魔界都市“新宿”を牛耳る家長の座を得るのだ。メフィスト病院に十年間入っていた金一、美女伊世ら四兄妹は次々に虫を噛み切ったが、後継の行方はそう、メフィストにさえわからない。魔震後の新宿。今、メフィストの眼前で、四兄妹の壮烈な争いが始まった。超人気伝奇アクション・シリーズ第2弾。