でんでん虫国創立: サギサワ@オフィスめめ建国編 (角川文庫 さ 24-8)

著者 :
  • KADOKAWA
3.68
  • (7)
  • (3)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041853085

作品紹介・あらすじ

'99年12月に、無謀にも強引に開設してしまった鷺沢萠公式サイトOffice Meimei。毎日更新を誓ったこの日記が目当てなのか、なんと、いままでのアクセス数は、50万をかるく超えてしまいました!(本もそれだけ売れてくれ〜!!)本書は、その何十万という多くの人々がついついハマっちまってしまったという日記をまとめた、オリジナル文庫第2弾です。古の美人作家・めめちゃんの、仁義なき酒とバクチの日々はまだまだ続きます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何年かぶりの再読。盗聴に気づいて電話にやるならやるぞ!と挑発したら本当に翌日家の前に街宣車が来た話し。がんばったことのご褒美は本来なにもない、自分は頑張ったという満足感だけ、という言葉が印象に。ウリでんでん虫国の創立、そういう国家を相対化する視点、興味深く。韓流ブームも、K-POPブームも、反韓反日の対立なども目の当たりにせず亡くなられた鷺沢さん。生きてたらなんていったかなあ、と。

  • 解説 / 綾辻 行人
    カバー / 山口 昌弘

  • 2010年2月9日購入。

  • ずーっとずーっとサイトを見ていた。
    睡眠薬を飲んでる記述があった。
    それでも眠れないと。

    数週間後、訃報を知った。
    泣けた。

  • 3/1 んで、1巻読んだら2巻も読むでしょ。と再々…読。トークライブやら読者のメール抜粋やら、やっぱセンスなんだよなーこの人。近年はエッセイやこういう軽めの文章のうまさが秀逸だったなーと噛み締める。時事的な出来事への気持ちがだんだん悲痛になっていくかんじもするけども。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鷺沢萠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×