- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042522034
感想・レビュー・書評
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“金輪際口をききたいとも思わなかった"相棒ケルプがまたしてもドートマンダーに“計画"を持ち込んだ。今回はずばり、誘拐。リチャード・スタークなる作家の小説を犯行のネタ本にしようというのだ。ケルプ曰く、この本の通りにすれば、子供も殺さず自分たちも捕まらず、大金ががっぽり、つまり大成功という訳らしい。呆れた話に聞く耳を持たないドートマンダーだが、恋人メイや、マーチ、マーチの母親は大乗り気。しぶしぶ腰を上げるはめになったのだが、実際には本の通りにいくはずもなく…。不運な天才泥棒と小悪党たちが繰り広げるスラプスティック・ミステリー、シリーズ第三弾。
原題:Jimmy the kid
(1974年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドートマンダーシリーズ3作目。今回ケルプが持ち込んだのは誘拐。しかも悪党パーカーシリーズの小説を参考に行うというもの。この本と同じようにすれば捕まらず、子供も殺さず大金が手に入る…?乗り気の仲間たちにうっかり腰を上げてしまったドートマンダー。もちろん本の通りになどいくわけもなく…すぐ捕まらないのが信じられない!滅茶苦茶な誘拐劇をオイ!と時々ツッコミながら一気に読みました。マーチのお母さんがいい味出していて電話のシーンは声を出して笑ってしまいました。最後の展開も良かった。期待を裏切らず面白かったです。
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ドートマンダーシリーズ第三作。今回は子供を誘拐して、身代金をもらう計画を実行する話。計画内容自体を小説から採用することからおかしな話なのだが、頭がよい子供を誘拐してしまい、逆にだまされるという間抜けな展開となる。今回はあまりハラハラした要素はなくて、平和な感じだった。
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はまり本、今は手元にないんだよね
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ドートマンダー一党が、ウェストレイクの別名であるリチャード・スタークが書いた「悪党パーカー/誘拐」をお手本に、営利誘拐を行う異色篇。完璧なシナリオに従って成功まちがいなしの計画が、〈ジミー・ザ・キッド〉に振り回される。
いつもにも増してドートマンダーらが間抜けに描かれていて、憐れにさえ感じる。 -
ドートマンダー3作目。
面白かった!FBIがおバカすぎる。
いつも通り結局報われない感じ。 -
79110.110
しゃれた文章とにくめない感じの主人公の悪党たちで、まあ、楽しめた。
★廃番――――――――――――――――――――――――――――
栄光のラリー5000キロ/難波靖治
79111.111
サファリ・ラリーの臨場感、先取たちの息づまる争いがいい。 -
読了! ミステリではないんですが、どたばたの誘拐もので非常に楽しい作品でした。
ちなみに、作中で出てくる『誘拐』という作品は存在しないとのこと。ああ! 読んでみたいっ。