パズル・パレス 上 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042955108

感想・レビュー・書評

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  • 何が言いたいのか分からないところあり。

  • ダン・ブラウンのデヴュー作であるが、この時すでに読者を罠にかける手練手管は、完成している。暗号は紀元前から存在していた技術であるが、コンピュータというとてつもなく速く演算をする道具を手にして暗号は進化していくことになった。解析と進化のいたちごっこである。 NSA(国家安全保障局)は、スーパーコンピューターにて、全てのメールによる情報を解読し、平和を維持している。このことの善悪が本書のテーマである。すなわち、私文書のプライバシーはどこまで守られるべきか? 私文書のプライバシーは守られるべきと考え、NSAを去った一人の天才プログラマーが壮大なリベンジをNSAのプロジェクト責任者と彼のつくったスーパーコンピューターに仕掛ける。 今回この謎解きの冒険をするのが、美人暗号解読課の主任スーザン・フレッチャーとその恋人の大学教授ディビット・ベッカー息もつかせぬ謎解きの旅が始まる。

  • 世界最大級の諜報機関「アメリカ国家安全保障局(NSA)」に努めるスーザンは、上司のストラスモアから突然の呼び出しを受ける。
    かつてNSA局員だった日本人エンセイ・タンカドが、解読不可能な暗号化技術を開発し、それを世界に公開しようとしているというのだ。これが本当に世界に公開されてしまうと、今後NSAはテロリストや敵国から傍受するEmail等の内容を一切解読できなくなる。スーザンと、彼女の恋人にして語学堪能な大学教授のデイヴィッドは、この暗号化技術を解くためのパス・キーを入手すべく奔走することになる…。

    「ダ・ヴィンチ・コード」の作者ダン・ブラウンの処女作。

    彼お得意の「理系アカデミック007」の典型例とも言うべき作品。「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「デセプション・ポイント」と三作品を読んでから本作を読むと、冒頭の数十ページを読んだだけで誰が味方で誰が敵(黒幕)なのかが概ね予想がつく。そしてその予想は最終的にはやっぱり外れていなかった。

    プロットは知的で面白いとは思うし、スピード感もある展開なんだけど、いかんせんご都合主義&毎回ワンパターンすぎるので、もうこの人の次の作品は読まないかもしれない。
    ついでに言うと、日本でいうところのトレンディドラマっぽい登場人物造詣(やたら美男美女で出来過ぎてるんだけど、妙に昔っぽさが漂う感じ)も全作品共通。
    ただ、こういう要素全てがハリウッドが映画化したがる所以なのだと思う。それにしてもラングドン教授がトム・ハンクスだったのはどうかと思う。最近ならサイモン・ベーカーあたりが良かったなぁ。。。

    閑話休題。
    作品の鍵(色んな意味で文字通りの「鍵」)を握る人物が日本人の「エンセイ・タンカド」氏だが、このネーミングからも、作者の日本や日本人に対する理解は、ハリウッドに頻出する「ジャパン」程度でしかないことは明らか。当然、その偏見や無教養は作品中の日本描写に如実に反映されている。こういうのに辟易したり怒りを覚える人は、この作品は読まない方が良い。

  • 下巻に感想。

  • 暗号がどのうとか辛い。上巻の最後30ページになってやっと面白くなってきた

  • 米国家安全保障局という場所が舞台で、その機関に所属する暗号解読官たちが繰り広げる暗号解読作戦。
    天才頭脳を持つ者たちがテロに立ち向かう。
    真実は一体どこに・・・。


    ダン・ブラウンさんのデビュー作です。

    難しい話ではあるんですが、それでもすらすら読めてしまうんですよね。
    場面展開がころころ変わっていって、最初は混乱しそうになるんですけど、いつの間にか引き込まれてる。

    不思議で、おもしろいです。

  • この作者の作品は謎解きとアクションがたまらない。天才大学教授が国家の危機を回避するため大立ち回り。婚約者も暗号解読員という切れ者で2人の視点で交互に話が進み事件の全容が見えてくる。視点は結構変わるけど時間軸に沿っているから読みやすかった

  • まずまずのペースで読み進めれたので、悪くはないが、良くもない感じ。
    もうちょっと、まじめなパズルを期待してたのに、見事にすかされた感じ。。。
    冒頭で煽っておいて、尻すぼみな展開なのが、残念でした。
    あと、どうでも良いけど、登場日本人のネーミングセンスが酷過ぎる。まじめに調査してないなと、これまた減点要素。。。

  • 演出が派手すぎる部分も否めないが、知的でスピーディーにスリリングに二転三転するストーリーは秀逸。ダン・ブラウンの作品が初めてだったこともあり、先の展開が読めず、とても面白く読めた。

  • 本より映画でみた方が楽しそう。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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