星の王子さま (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042982197

感想・レビュー・書評

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  • タイトルと表紙に騙される。重い内容…

  • この本を読んで、中学時代に自殺した親友のことを考えずにはおれなかった。
    彼もまた、訳者さんのいうところの”死を通じての帰還”を選んだ一人なのかもしれない。

    そう考えると、彼の自殺についての長年の謎が自ずから解消されたようにも感じる。

  • ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。本当に大切なことは目に見えないんだ。きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみがバラのために費やした時間なんだよ。誰かと絆が結ばれると、泣きたくなってしまうこともある。
    お金や数字に現れない特別な関係が愛なのかもしれない。費やした時間が愛っていうことだな。

  • 児童書にしては内容がむつかしすぎる。昔読んだことあっても大人になって気づくことも多いはず。ぜひ。

  • ただただ読んでほしい。「心」に直接語りかけてくれる素晴らしい本でした。

  • 何回も読み直す唯一の本。
    毎回違う解釈だったり、はっと気付かされる。
    大切なものは目に見えない。の一文は私の永遠のテーマである。
    絆を繋ぐ意味をいつも考えさせられ
    る。
    悩んだり迷ったりしていると手にとってしまってます。
    自分軸はこの本にある感じです。

  • 砂漠に不時着した王子のお話。
    子供向けですが、すごく頭に残ります。独特の言い回しやわかりやすい主題が忘れられないのです。
    きみたちはきれいさ、でもからっぽだ。という王子の言葉が一番好きです。

  • 「ねえ… …羊の絵を書いて!」

    広い砂漠のまんなかで、
    王子さまと僕は出会った。

    人1人いないこんなところで
    こんな少年に会うなんて。

    「いちばんたいせつなものは目に見えないんだよ」

    「どんどんまっすぐ行ったって、そんな遠くに行けやしないよ…」

    ***
    あまりに有名な一冊ですね。
    事柄が具体的に描かれているようでいて、上手にぼかしが効いているから たくさんの人の心に届くのかな…と思ったり。

    どんどんまっすぐ行くよりも、寄り道がある方が好き。
    私はなんだかほっとする。王子さま好きだなー◎

  • 子どもの頃に読んだ時には、
    面白くないなあと思ったのを覚えています。
    だって出てきた人はすぐ何処かに行っちゃうし、
    ほわほわしてて盛り上がりがないですからね。

    でも、大人になって、夜間飛行や人間の土地を読んで、
    その後に読むとああいいなあと思うんですよ。
    象徴めいた話やちぐはぐな会話を、
    ほんわかした気持ちで楽しめるのも、
    やっぱり自分が大人になったからだろうなと思います。

    大人への皮肉はたくさんあるんだけど、
    やっぱりこの本は子ども向けじゃなくて、
    大人であることに疲れて不満を抱いている、
    大人たちのための絵本なんだと思います。

  • 今までに何度も読んでいる作品であるし、今後も読み続けたいと思う作品の一つです。
    とても不思議な本です。実際、知名度は高いけれど、まわりであまり読んでいる人がいない。僕もその一人で、機会があって読んでみたのだけれども、読んだあとと印象が大きく変わる作品だと個人的に思います。
    是非読んでほしい。童話のような物語であり、切なさもあり、寂しさもあり、暖かさもあり、心に残る作品であると思います。
    子供向けの作品なんだけれど、幼い僕が読んだ時は結構ちんぷんかんぷんで、今でもちんぷんかんぷんな部分があって、難しい物語でもあると思います。それでも、純粋に何かしら胸を打つ作品なんだと感じます。

    以下、印象に残った箇所引用。
    ”とてもかんたんなことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない。”

    ”人間たちはもう時間がなくなりすぎて、ほんとうには、なにも知ることができないでいる。”

    ”「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」”

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著者プロフィール

作家、飛行士。1900年フランスのリヨンに生まれる。子どもの頃に飛行機に乗ったことがきっかけで、空への夢を膨らませるようになる。大人になり、フランスの民間郵便飛行機のパイロットになり、多くのフライトを経験。第二次世界大戦中は、空軍で偵察飛行の部隊に所属。1944年、偵察飛行中に消息を絶つ。著書に『夜間飛行』、『人間の土地』など。

「2015年 『絵本で出会う 星の王子さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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