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- Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043405015
感想・レビュー・書評
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題材やストーリーはよく練られているのだと思う。でも怜悧すぎて、全然怖さが湧いて来なかった。
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SF『もどき』である本作の論理性と人間くささが、解説で言及されていたが、個人的にはまさにその点で興ざめしてしまった。前半部から二章までにある脱線気味に語られる過去、入れ子方式、注なし専門用語解説に辟易してぶーたれていたのは確かである。しかし、三章冒頭からは兆しを見て疾走感を期待したのだが……コント? と噴出してしまった。
語りすぎ、了承しすぎ、何かを感じ取りすぎ、それなのに説明しちゃうところ、つらい。読みながら姑獲鳥の夏を思い出して、引き算かーとひとりごちた。