- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043470013
感想・レビュー・書評
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妄想なのか現実なのかわからない、奇妙な話。
難解な議論に読めば読むほど頭の中が混乱し、奇妙な世界に取り込まれる。
『世にも奇妙な物語』みたいな話で好き。 -
表題作の短編「玩具修理者」は、乙一どころではない、文字だけで語られる「世にも奇妙な物語」、マンガ・アニメ・ドラマ「岸辺露伴は動かない」も余裕でぶち抜くホラーの傑作。
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記録
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奇妙な恐ろしさを感じた。
ニ作品とも話の噛み合わない怖さのような奇妙さがヒシヒシと感じられた。
概念を覆されて、自分のいる今が本当に現在なのかわからなくなる錯覚に陥る。錯覚なのかも、もうわからない。 -
初小林泰三作品。
2篇収録。
「玩具修理者」は弟を世話しなければならない女の子の背景が気になってつらくなりました。
「酔歩する男」は読みながら私が乗り物酔いした。きっとそれが作者の策略に違いない(´Д` )
二つとも落ちまで行くとハッとさせられてオロオロした。 -
最初に読んだのはもう20年以上前だと思いますが、表題作よりも酔歩する男のインパクトすごかった。
タイムトラベル…なのか?トラベルというような呑気な感じではない。
本を読んだ後、頭がぐらぐらする感覚を味わったのは初めて。 -
表題作は意外にもミステリ好きにも受けそうなホラー。個人的にはこちらが好み。「酔歩」の方は完全なるSFなのだが、ちゃんと怖がらせてくれるのがすごい。テーマがテーマなので、これは完全にはわからないのが正解だと思う。因果律という点では、最近読んだ『あなたの人生の物語』にも通じるものがある。おすすめできる一冊。
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やはり面白い。酔歩する男が好き。、