イエス伝―マルコ伝による (角川ソフィア文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043491018

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  • イエスの教えと生涯を解説している本です。

    内村鑑三のもとで無教会派の信仰の道に進んだ著者は、ユダヤ教の教義のなかでイエスの生涯を解釈するのではなく、一人の人間としてのイエスを見つめることでイエスが「神の子」であるという信念に到達した「マルコ伝」に共感を抱いています。本書で解説されているイエスの姿も「マルコ伝」の内容に基づいており、イエスの日常の言行の中に真の信仰のありようを見いだそうと努めています。

  • 著者の矢内原忠雄は、内村鑑三門下の無教会派キリスト者であり、東大総長も務めた経済学者。第二次大戦の激動の時代を生き抜いた著者によるこの聖書講義は、オーソドックスで福音的な解釈であると同時に、単なる聖書講解書に留まらない彼の預言者的情熱が込められていて、聖書それ自体の持つ力を感じさせる。

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著者プロフィール

矢内原忠雄

一八九三(明治二六)年、愛媛県生まれ。旧制一高時代に、内村鑑三の聖書研究会に入会、同校長の新渡戸稲造の影響を受ける。一九一七(大正六)年、東京帝国大学法学部卒業。一九二〇(大正九)年、同経済学部助教授に就任。一九三七(昭和一二)年、「中央公論」で日中戦争を批判する「国家の理想」を発表し、全文削除の処分を受けたことを契機に辞任。一九三八(昭和一三)年、伝道用雑誌「嘉信」を発行。戦後に復職し、一九五一(昭和二六)年、戦後二代目の総長(新生東京大学としては初代)となり、六年間務める。総長就任の翌年に警察手帳を奪った学生が学内で逮捕されるというポポロ事件が起こり、大学の自治を主張するとともに学生運動の暴力主義を諫めた。代表作に『植民及び植民政策』『帝国主義下の台湾』,『南洋群島の研究』『キリスト教入門』『マルクス主義とキリスト教』 『矢内原忠雄全集』 (全二九巻)。一九六一(昭和三六)年没。

「2019年 『イエス伝 マルコ伝による』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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