八月の降霊会 (角川文庫 わ 7-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043528028

感想・レビュー・書評

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  • 好きな作者だったので。

    資産家の戯れなのか。
    山の別荘で開かれる降霊会に招かれ、
    いや金と力にものを言わせ集められたのは、
    誘拐犯を父に持つメイドに至るまで過去に秘密を持つ者ばかり。

    はたして霊媒師は「本物」なのか、
    誘拐され戻っていない男の子はどうなったのか、
    資産家のも目的は何なのか。
    そして、殺人。

    最初のあたりは、
    名前がでてこないシェフが怪しいと思ったら、
    やはり他の人物と関係があったか、とか
    これが伏線なのか? これも手掛かりなのか?と
    きりきり舞いしながら読んでいた。
    途中から心霊要素が強くなってからは、
    さらにちょっとついていけなくなる。

    探偵役の主人公だと思っていたのに、
    ちょっと衝撃的な結末だった。

著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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