天使の屍 (角川文庫 ぬ 2-1)

著者 :
  • KADOKAWA
3.15
  • (29)
  • (107)
  • (338)
  • (58)
  • (12)
本棚登録 : 1293
感想 : 149
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043541010

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とても後味の悪い話。
    でも、もし現実になったら?と思うと恐ろしかった。

    子供は、大人では考えられないような償い方をする。
    取り返しがつくと思うのは、大人の分別でエゴ、
    それは正しいことだけれど、
    子供にとってはそうじゃないこともある。

  • あらすじを見たときに「イジメがテーマなのかな?」と敬遠していてずっと読めてませんでした。
    作者の文章は昔から上手いのでスラスラ読める。

  • 中盤くらいで既読なのに気づいた。まぁ、その程度の記憶だとラストも思い出せないのでちょうど良かったが。
    中2男子の心理としてこれも有りかという感じ。
    20年前の作品だけど、現代のスマホ・SNS全盛の時代で逆にリアリティがましたように思える。
    息子も今年で彼らと同じ中2になった。ここまで、大人びてないからよもやこんなことは無いと思うが、さて。

  • やっぱり自殺することはないんじゃないかなぁ…

  • 優秀だったはずの中学生の息子の自殺の真相を知るために奔走する父親。しかしその過程で出会った同級生達は次々と自殺する…。思春期を迎えて自我が発達してきた子供と親は如何に親子たりえるのか。貫井節にまたやられる。

  • 面白かったけれど、もう少し展開があるとよかった。やや意外性に欠けた。途中で先が読めた。

  • なんというか…危うい中学生の性質を描こうとして、外したみたいな読了感。出てくる中学生たち言動が大人すぎて、いまいち入ってこなかった。

    ショックを受けてオロオロするだけの担任、捜査してんだかしてないんだか分からない警察、予想出来るはずなのに、何度も危ない目にあう父親…余計な要素が話の邪魔をしてるなぁと感じた

  • ストップ・ドラッグ!
    中学生は勉強と部活しなさい!

  • 2017年2月26日読了。
    2017年29冊目。

  • あらすじ
    中学生の息子が突然飛び降り死亡する。警察は自殺と判断するが、体内からはLSDが見つかる。しかも立て続けに同級生も飛び降りる。青木のもとには息子の写真が送られてくるが…。

     ラスト、中学生の息子たちが被害にあったのが、「自分の学業の成績を上げたいから」という理由はびっくりしたけど、さくさく読めた。世代間での違いにとまどいつつも、血のつながらない息子を思う主人公青木がよかった。

全149件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

貫井徳郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
宮部 みゆき
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×