私という運命について (角川文庫 し 32-4)
- 角川グループパブリッシング (2008年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043720040
感想・レビュー・書評
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中盤、好きな箇所はいくつかあったけど、最後の「愛する人の声」は主人公と康の説教くさいところや長い会話に嫌気がさした。
個人的に、好感持てる登場人物があまりいない…好きなのは郷美くらい。
この手の、人の人生をテーマにした作品は、主要人物に共感できないと読んでてしんどい。私は。
だから、読みきるのが精一杯、だった作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確か小学生か中学生、2008年出版とあるので恐らく小学生の頃に手に取った小説。
何も理解できない若造だったもので、とにかく読了に時間を費やし、本を閉じてからも何が言いたかったのかよく理解できなかった覚えがある。
主人公の一生をなぞらえて物語は進んでいく、はず。
当時十何年前の記憶を辿ると、主人公の感情の描写があまり多く見受けられず、だからこそ没頭、共感しにくかったし、展開の多さに圧倒したなあ。
前より少しは大人になった現在の私が読んだら、また違う感想を持つのだろうな。
本棚の奥底にあるかもしれない、はたまた既に売ってしまったかもしれない。
記録として、ここに残しておく。
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なんだか、こわい。
後半は狂気を感じる。
自分と考え方が違いすぎるからかもしれないけど、こんなに依存できる人生ってすごい。 -
男女雇用機会均等法が施行され女性総合職一期生としてメーカーで働く主人公。
恋人からのプロポーズを断り、そのもと恋人が後輩と結婚することになり、福岡に転勤となり、そこで新たな恋人ができるがある出来事で別れてしまう。
そして東京にもどり弟の結婚が決まるがその後義妹が病死、そして元恋人と再開し結婚、妊娠もするが幸せはまたもや手をすり抜ける。
女性の一生、人生とは何かと問う。
とりあえず、病人や死人が多い。それだけでげんなり。
円満に終わらせないことで作者の言いたかったことって何なのか?それってありふれていることなのではないか?改めて本で読むことでもないのでは?という感じ。 -
2016.02.28
久しぶりに小説を読みました。
主人公冬木亜紀が結婚して子供を産む、29歳から40歳までの人生が4編にわたって紡がれるすごくキレイなストーリーでしたが、??な部分もあり…。うまく言えない違和感あり。
タイトルどおり、登場人物たちの『運命』がテーマなのですが、どうも宗教チックというかなんというか…そのあたりのところが登場人物から語られるとき、やたらと長ったらしい説明や持論があり、ちょっと辟易。
登場人物死にすぎ、トラブルありすぎだし、最後もご都合主義だなーという読後感でした。 -
全部読めなかったよぉ(+o+)