- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043721016
感想・レビュー・書評
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この作品は児童書の域を超えていると思います。
子どもも大人も読んでいて共感できる所が必ずあります!
中学生ぐらいの方だと巧や豪の気持ちがとても分かると思います。大人の方だと子ども時代の懐かしさやふっと笑える所があると思います(*^^*)
シリーズ文庫なのでバッテリー2も楽しみです! -
前から気になっていたバッテリー。
そしてあさのあつこ。
期待以上の本でした。
児童書とかそういうくくりにいれられない。
巧と豪の最初の5球。ぞくぞくしました。面白くてにやついた。
そして青波がかわいい。
本当にいい本。
何となく手に取れなかった本。
大好きな人からいただいた本。
心に残る本の一冊になりました。-
難しい年頃の男の子、komoroさんのお家にもおられますね(^^)
なんでそこでそんな言葉選んじゃったんだろうって気持ちになるシーンが結構...難しい年頃の男の子、komoroさんのお家にもおられますね(^^)
なんでそこでそんな言葉選んじゃったんだろうって気持ちになるシーンが結構ありますよね。巧は特に不器用なタイプかもしれませんが。
青波はとても可愛いですよね(^^)
選ぶときにぱらぱら見ていたらとても懐かしく、自分のも買っちゃいました笑。2014/12/29
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野球小説っていったらこれですな
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非常におもしろかった。
ひたむきで一途に野球に向き合う少年。
小学生離れした速球を投げる彼は、ピッチャーとしての才能に溢れる一方で、まわりに馴染むことを知らない。
チームメイトとの友情を育みながら、人間として少しずつ成長していく、というようなよくあるスポーツ小説ではない。
自分しか信じられない少年は、最後まで人に合わせることに不器用で、それでも何かが少しずつ変わっていき、そんなもっとずっと泥臭いような、清々しいような。
大きく広がる将来に、純粋に胸をときめかせていた頃の感覚を思い出させてくれた。 -
感想「青春だなぁ」。
大好きな野球にまっすぐで、キラキラしてて。
なんかね・・・青春だった。笑
才能があり、自信家のピッチャー、巧。
自分の才能を信じるあまり、他人に頼るとか、他人とうまく関係を作るとか、そういうことに関しては本当に不器用。
特にまわりには興味がなく、周りの人間も自分には興味を持ってくれないと感じている。
理解してくれない。
孤独。
でも自分には野球がある。
そんな思いで生きてきた巧。
小学校卒業とともに転校。
その転校でできた友人たちとの日常でちょっとずつほぐれていく巧のトゲトゲの性格。
悩みながらも、自分を持って前に進もうとする姿が好感持てる、素敵な作品。 -
自分の中の少年像の根底はいつまで経っても原田巧に尽きる 冴えた雰囲気を纏い孤高なのに人を惹きつけてやまない存在
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そうだ、子供ってこんなこと考えてるんだと気付かされる
まだ小6、でもしっかり自分をもっている大きくなっている
母である私としては巧と豪の母の気持ちも痛いほどわかる、、
成長しているこどもたちの気持ちもよくわかる、、
しかし豪くんいい子よねー、かっこいい
続き読みたいなぁ -
多感な十代の心情を上手く描いた力作。
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18年前に読んだ本を再び読む。
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自分の気持ちを上手くコントロールできずに、ジレンマを抱える主人公の心の内面が繊細に描写されていて、思春期の子どもの心情がよく伝わってくる。大人もまた、こういった未熟さを抱えていることがあるように思う。それは自分自身にもあり、自分の未熟な部分を感じられた作品だった。
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懐かしいなぁ
一気に読んだ -
有名過ぎて読んだことのなかった本、やっと読めた。
野球が好きなのでそれだけでも楽しいけど、青波の無邪気な言葉もかわいい。そして、だんだん強くなろうとしているところ、主人公の巧と共に、今後の展開に期待! -
図書館に入れたときから気になってた本を読んだ。全6巻。3巻まで借りて、すぐ残りの巻も借りた。面白い。けど、3巻から主人公2人(特に豪)が辛そうすぎて読むのが辛い。読む漫画風で、私的には児童書というよりはライトノベルに近い気がした。あと、岡山弁が可愛い。「じゃ」と「けん」が特に可愛い。
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中学校1年生の頃に読んだ思い出の本です
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野球ものというよりは、野球部に関わる人々の群像劇。物語ってだいたいそうかもしれないけど。
主人公の抑えきれないイライラが(境遇は全く違うものの)過去の自分とそっくりでおかしいやら懐かしいやら。 -
長いこと名前は知ってた本ですが、野球が主題の話っていまいち興味が湧きにくく、今まで手付かず。
巧くんの屈折度にイライラしつつ、でも結構そんなものかもとも思ったり。自分の思いを言葉にするのってほんと、大変だから。しゃべっているうちに言いたかったことと違う方に向かっちゃうことってよくあるし。あぁ、って思うんだけどね。
さて2巻へ。 -
野球の事は、ちっともわからない私でも、ついつい夢中になって読んでしまう。登場人物の気持ちにそって読み進める事が出来る、すごい本だと思います。
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野球好きな私が、高校時代に出会い夢中になった本。読んだあとの熱を抑えきれず、書き綴った読書感想文で、なんと賞まで取ってしまった。
孤高のピッチャー・巧と、誠実なキャッチャー・豪。人間は、こんなにも欲をむき出しにして何かを望むものなのか、と。その本能を揺さぶるほどの想いに、私は心を鷲づかみにされたようだった。
元々キャッチャーというポジションが好きな私だけれど、憧れるのは巧が放つ自我。大人になる中で、それはきっと鳴りを潜めていくのだろう。豪のように、人を赦す強さがなければ、あまりにも生き辛いだろうと思う。
でも同時に、巧にしかないものもなくさないでほしいと、豪が焦がれ続けた巧のままでいてほしいと、そんなふうにも思った。