恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (角川文庫 か 39-7)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043726073

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!電車で何度ふきだしたことか笑

  • 自分の狭い価値観に縛られて
    ちょっとだけ悩んでいた自分に
    自分の世界を持っていて、さらにそれが外に開かれている
    すみださんの言葉が
    私の狭い世界を少しずつ広げてくれた気がします

  • 角田さんのエッセイが大好きです。うんうん、と納得したりそれはどうなんだ(笑)と角田さんの毎日と自分の毎日を重ねて読んでみたり。角田さんが話しかけてくれているような、文体もエッセイだとより一層しっくりくる。

  • 角田さんのエッセイは初めて読んだ。
    角田さんのエッセイ、すごくいいですね。小説より好きかも…。
    今までいろんな作家のエッセイを読んできたが、一番共感した。すごく好感の持てるエッセイだった。
    とにかく共感の嵐。
    「これ、自分が書いたっけ?」なんて錯覚してしまうほど。(笑)こんな文才ないけどさ。
    角田さんとお酒を飲みたいなぁ~!
    同じくHP上で連載されたものである、一冊前に読んだよしもとばななのエッセイとは大違い…。(苦笑)

  • 角田光代『恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。』読了。今まで読んだ数冊よりは少しテンション高めかもというエッセイ集。普通だなーと思うことも、他人と共感することは気持ちがいいものだ。(逆にいうと、共感できないエッセイというのは読んでいてストレスが溜まるのです。非常に自分勝手ですが。)

  • 角田さんファンで、初めて読んでみたエッセイ。
    恋をしよう!って思わせてくれるのかなって期待してたけど、そうでもなかった。
    角田さんという人間の素が描かれていて、怒ると涙が出てくるとか、自分との共通点なんかも知ることができて、とても面白かった。

  • 読んでる最中は"ちょっと面白いね、それ"って思う部分もあるのだが、全部振り返ったときにほとんど何も覚えてない、、、女子トーク的(しかもあまり親しくなくて、興味が薄い相手との)な読書だった。作家は好きなんだけどな。あ、火鍋の話はおもしろかったわ。

  • 初めて読んでみたエッセイ。
    著者の角田さんと、なんだか世間話をしているような、自然体で読めました。中でも印象に残ったのが、自分の家をどう表現するかは、自分の彼をどう表現するかとリンクするというもの。ひたすら彼氏をけなす人もいればほめる人もいる。それって、自分の家を説明するときと共通するんだって!

    他にも、今まで2人分作ってたご飯が1人分で良くなるときの寂しさなどなど。確かにな、そうだよね。と、共感しながらするっと読みました。

  • 角田光代のエッセイはやっぱり面白い です。

    良質なブログを読んでいるような感じ 。

    くだらないけど楽しい話題と、 気取らない文章。

    角田さんとカフェでおしゃべりしてい るみたいな感覚で読めます。

    軽い読み物でリラックスしたい時にお すすめ。

  • こんなにスルスル入ってくるエッセイは久しぶりだった。

  • さくさく読めます。私ももっと考えながら暮らそうかなー

  • 角田光代さん35歳くらいの時に書いたエッセイ
    やっぱりこの人は面白い 考え方とか視点とか 響く言葉が多かった

    “かつての私は、好きなことしかしたくないと傲慢に言い放ち、実際いやなことは慎重に
    避けて、かっこいいと思うことばかり拾い集め、得意げになって遊び暮らしていた。
    二十代の人間にとってそれは可能であるし、特権でもある。”
    避けるのは“慎重に”、遊び暮らすのは“得意げに” 形容がぴったりで印象的

    “私が思うに宗教ってのはこの世のシステムを理解しようという姿勢だ。
    自分の力の及ばない、すべての理不尽を納得したいという希求だ。”
    そして結婚(という法律)は、宗教から派生しているという一説を紹介している
    ただ一つの概念をよしとするのは、追い求めるしんどさから解放される道だと思う
    理解したい気持ちが強いほど理解できないことがフラストレーションになるのだろう
    宗教というものがもつ白々しさは理解を求めているというポーズをとりながら
    仮初の答えに傾倒することで対極にある逃避行動に走るため生まれるのかもしれない

    生きるためなら人に大きく迷惑をかけない範囲なら何でもありだとは思いますが

  • 痛快な文体が面白く、サクサク読める。

  • 職場のカーデックスにタイトルのしおりが
    挟んであって、いいタイトルだなー
    とずっと思ってました

    ぬるくないけど緊迫もしてない日常

  • なんてことないことなのに、いいなあと思えるエッセイ

  • ”人の顔、覚えられますか?”

    が一番好き。


    人捜し派か遠くからでも嗅ぎ取る派のどちらかと問われたら
    わたしはまぎれもない後者です。

    ・顔を覚えない
    ・だれそれに似てる発言で賛同を得た事がない
    ・遠くからでも雰囲気で知人がわかる

    自分にあてはまりすぎている。
    常々感じていて誰とも分かり合えなかった部分だったから
    思わず筆者の角田さんに親近感。


    この話以外も人間観察や自己分析の着眼点が面白くて
    どんどん読めました。

  • やっぱり角田さんの文章が好きである。

    くだらなくおかしなことも、悲しいことも、すんなりと入ってくる言葉をつむぐ人だなぁ…と思う。


    珍しく、ゆっくり時間をかけて読んだのも、彼女の言葉の力かもしれない。

  • 角田本のファンです。
    旅好き、酒好きなので。。

    「義務スープ」。発想がすばらしい(/О\) 自分が納得できれば、それでいいのです、うん。

    角田さんの価値観には、さまざまな「別れ」が伴っているように思います。
    誰といようとも、旅立ちはひとり。

    自分ひとりと向き合って、ささいなことをああでもないこうでもないと自問自答することって、前向きになるために、とっても大事だなぁと感じました。

  • 題名通り旅エッセイなのですが、ショートショート風。旅エッセイは苦手ですが、これは文章が短いせいか結構読めました。

  • 部屋と恋人の関係
    いい醤油さし

    こんな視点で世界をみれるようになりたい

  • 楽しいエピソードが満載で読みやすいエッセイでした。

  • この人のエッセイは好きで、いろいろ読んでいます。その中でも本書は読者に語りかけてくるタイプの、かなり身近に感じられる一冊。くだらないテーマで(失礼ですが)、くだらないことを考えているんだけれど(重ねて失礼ですが)、くすくす笑えるだけではなくて、なるほどーと唸らせてもくれます。以前図書館で借りて読みましたが、また読みたくなって購入しました。

  • ゆるゆるした語り口のエッセイ集

    異国で一人火鍋を食べたときの
    ハプニングを綴ったエッセイは

    なんど読んでも笑ってしまいます

  • 「恋人との初デートを覚えている?」が強烈だった。
    「あなたは狩猟型? 農耕型?」はどっちかわからないなあ。
    「昭和的な感じ、覚えていますか?」で談話室滝沢をあげていて、あ、あれが昭和だったのかと平成生まれの私は納得。

  • これまでに読んだ角田光代のエッセイのなかでは、群を抜いてライトな印象を受ける作品。
    ウェブの連載をまとめたものだからなのかな?

    でも、角田さんの考え方はやっぱりブレない。
    自分がほかの人とは違った道を進んでいることを受け入れながらも、でもやっぱり”普通の感覚”みたいなものを求めている部分もある気がする。
    で、角田さんのそういうところを少し私自身とも重ね合わせながら読んでしまった。

    こんな人とお友達になりたい。

  • 「しあわせのねだん」と同時に借りて、こちらは後に読んでしまったため似たような内容が多いなーって印象。
    大きく三部作で、最後の「旅にでよう。」が一番好き。
    他には
    ・フネさんの無関心さ
    ・最初のデートが相手のすべてを象徴している
    あたり。

  • おしゃべりしている感じ。

    題名に惹かれて買ったけど、途中で読むのやめちゃった。
    雑誌の連載だけでいっかなーって感じ。

  • 飾った感じが一切なく、かなり面白かったです。
    思わず笑っちゃったり、「そうそう!そうだよね~」と共感したり、妙に納得したり…
    とにかく友達とのおしゃべり感覚で読めます。

    他愛なさそうで結構深い。
    元気になれます。

  • 自分に似てる感じがあったりと共感するところも多かったです。物事の捉え方が面白いし、楽しい。

  • みんな同じじゃない、でもまるきりちがう訳じゃない、女友だち。
    そんな友達との会話をごくごく普通に楽しんだ気分になれるエッセイです。
    http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-97.html

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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