償いの椅子 (角川文庫 さ 46-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 649
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043832019

感想・レビュー・書評

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  • 8/27読了
    5年前、行方不明だった主人公が下半身に銃弾を受け車椅子に乗って街帰ってきた。
    そして、家族のためやら上司のためやらにやんややんやするハードボイルド車いす。

  • 「五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…」というのがあらすじ。 前作「愛こそすべて、と愚か者は言った」に比べると仕掛けが派手です。子どもたちの視点から見た主人公が実に魅力的に描かれています。

  • 期待しすぎたせいかちょっとがっかり。

  • 5/10 山下書店の平積みになってたため購入。読ませる力はあると思うんだが、多い登場人物を整理して読ませられなかった気がして集中できなかった。桜田の前半の描写もいまいち不十分。もうちょっと!と思った作品だった。

  • 五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…

  • 5年前、公安の秘密組織が何者かの裏切りによって壊滅させられ、独りの生き残りが、脊髄に損傷し、車椅子の身体になって帰って来た。その目的は?(もちろん復讐です)。<BR>
    義兄から児童虐待を受ける姉弟との交流。空白の5年間を探る落ちこぼれ刑事によって主人公の峻烈な生き様が次第に明らかになっていきます。<BR>
    車椅子の身体で、強すぎる!と思うか、一徹の執念で頑張ったんだからさもありなん、と思って読めるかどうかは微妙な線でした。また、警察の公安が中心のお話で、冒頭あたりのスパイ小説風の展開は、少々読み辛い点もありました。<BR>

    2007/2/19

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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