作品紹介・あらすじ
「『太陽の塔』を鑑定してください!」万能鑑定士Qに前代未聞の依頼が持ちこまれた。クライアントを追って大阪・吹田署の警部補が店に飛びこみ、牛込署の葉山も姿を現す。解明の急がれる重大な謎-『太陽の塔』に秘密の抜け穴は存在するのか。万博公園に赴いた凛田莉子を待っていたのは、正体不明の人物による鑑定能力への挑戦だった。知性のシンデレラ・ストーリー、いまここにクライマックスを迎える。Qの事件簿シリーズ第12弾。
感想・レビュー・書評
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太陽の塔に消えた妻の捜索を依頼される莉子。シリーズ大団円のような表紙だが、まだまだ続く感じ。未来技術のロボットと妻の消失の謎については、正直びっくりするほどショボくて逆に印象的だった。
そんな訳あるか、、、
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スケール大きいのか・小さいのか~万博記念公園でアパレル会社のサラリーマンの妻が失踪した。太陽の塔に連れ込まれたのだが、忽然と姿を消したのだ。太陽の塔は内部に耐震工事が施され、一方通行の先にある右腕の先から螺旋階段で降りられるらしいが、最上部にはPDIという自動的に縫製するマシンも展示されていて、元NASA職員のアメリカ人も絶賛している。妻の失踪を懸命に訴える夫に、警備会社の責任者は親切に対応してくれるが、手掛かりはなく、警察に訴えても家出人捜索願を出せと言うだけだ。大阪に赴いて被害者宅に行くと不思議な呼び出しが掛かって、鑑定の腕を試されるが…~事件簿は終了らしいが、シリーズはまだまだある…
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「太陽の塔を鑑定してください!」目の前で妻を太陽の塔に連れ去られた蓬莱さんからの依頼。行方不明の女性の捜索から、展示品の盗難、謎の人物からの鑑定テスト、と、目まぐるしく事態は動き…。
久しぶりに出てきた華蓮の「人はいつでも夢の一歩手前」というセリフが沁みた。
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万能鑑定士Qシリーズ第12弾。
大阪の太陽の塔を巡って発生した人の蒸発事件の謎に挑む。
前作までの莉子最大のライバルも再登場し、
いつも通り安心して楽しめる良作ミステリーとなっている。
ひとまず、本作でひとつの終焉を迎えたが、
以降も続いている本シリーズ。少し間を開けてから読みたいと思う。
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今回は最大規模の鑑定、大阪にある『太陽の塔』。
太陽の塔って名前は知っていたけど、中に入れるようになっているとは知らなかったわ。
そこで起こった女性拉致事件の解決を依頼された莉子と小笠原。小笠原は相変わらず勘違い行動いけど、今回は莉子との関係が進展するはずが結局何もなしか?
二人とも好意は持っているのにね、刑務所で会った華蓮が呆れるのもわかるわ。
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謎の手紙で呼び出されて相手が誰だかわからないのにゲームのような試験を受けさせられるのが不気味で良かった
任意の人たちをランダムだと思わせて選ばせるやり方、そんなことになるのか〜ってなった 手数が多いけどたいして動いてないってことなのかな
著者プロフィール
1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。
「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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