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- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043874033
作品紹介・あらすじ
侠客・清水次郎長一家に2人の「松吉」がいた。一の子分、「森の石松」こと三州の松吉は美男で博打も喧嘩も強い兄貴分、いっぽう並外れた巨体で「豚松」と呼ばれた三保の松吉は女も博打も苦手な愛嬌者。好対照ながら同じように親と別れ、一家に身を寄せた2人は互いに認め合う。幕末の苛酷な運命が、2人と一家を待ち受けていた-。初夏、青葉のころに吹く「青嵐」のように、東海道を駆け抜けた最後の侠客を描く、傑作時代長編。
感想・レビュー・書評
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森の石松と豚松。幕末の侠客清水次郎長の子分二人。
地元の人物だけど、次郎長の話というのは知らないなぁ。いろんなメディアになってるけど、知らないなぁ。
というわけで、読んでみました。
次郎長メインじゃなかったですけど。
まぁ、うん。侠客の話っていうのは、義理人情の点だけ見れば、美談になるのだけど。いかんせん、小説にするにはえぐい話しがたくさんあるんだろうな、と考えてしまうとどうにもね。
次郎長の話に縁がなかった理由がわかりましたね。 -
次郎長モノとは全く知らずに手に取った、が
これが思いのほか嵌ってしまった。
この世を去った「森の石松」と「豚松」が天上から次郎長一家を
眺めている設定。
二人亡きあとの次郎長一家に絡めながら
石松と豚松の生い立ちも語られている。
親は命がけで子を守り子は親の為なら命を投げ出す任侠の世界。
この後、諸田玲子の次郎長シリーズへの皮切りとなった一冊。
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