ゆめつげ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.45
  • (130)
  • (318)
  • (523)
  • (71)
  • (14)
本棚登録 : 2821
感想 : 248
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043888016

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者は「しゃばけ」の畠中恵さんで、
    こちらも「しゃばけ」同様(どうしてもこちらの
    作品と比べてしまう、なぜだろう。)、推理小説の
    ような謎解きの入った不思議な時代小説。

    時は幕末、主人公はおっとりしているけれど、
    「夢告(ゆめつげ)」という不思議な占い(のようなもの)
    が出来る兄弓月(ゆづき)と彼より4つ下の
    しっかり者の弟信行(のぶゆき)の神官兄弟。

    弓月の持つ不思議な「夢告」の力を当てにされ、
    裕福な札差の行方不明になった息子探しに協力させられるが、
    そこで殺人事件が起き、どんどん複雑化していく事件に
    巻き込まれいく話。

    「しゃばけ」シリーズは、2巻、3巻と読み進めていく内に
    個性豊かな登場人物達の個性や過去が
    より詳しく明かされていく事で、
    私も段々と彼らや彼女達に愛着が湧いていき、
    今では新作が出る事を大変心待ちにしている
    シリーズものの一つとなったので、
    こちらの作品も、もっと登場人物一人一人に
    丁寧にスポットライトが当てられていくような
    いくつかの物語を集めた短編集で読んでみたいと思った。

    私だけでなく、もっとこの神官兄弟の活躍が見たいと
    願っている読者も多いはずだ。

    この「ゆめつげ」にもぜひ続編を、いや、シリーズ化を!

  • 未読

  • 私、これしゃばけシリーズと思って買ったけど、
    まったく違うのね。
    夢告、未来が見えるってことになるのかなぁ…、それができる禰宜とそのしっかり者の弟が主人公。
    時代の流れ、江戸から大正への変換期に生きる人々、翻弄される人々、力強く先を見据える人々。

    最初は「そして誰もいなくなった」になるのかと思った…。

    面白かったので、あっという間に読み終わってしまった…、残念。

  • しゃばけシリーズより私は好きです。
    当時の時代背景もえがかれているし、しゃばけに比べると現実味があって少し重々しいです。
    でもこれくらいのほうがいい。

  • 「夢占」の力を持つどこか天然な兄と、しっかり者な弟が事件に巻き込まれるお話。
    すんなり読める文章で、昼ドラにでもありそうなストーリーですが、人の欲深さとかそんなものについて考えたり考えなかったり…。
    とりあえず終始お兄さんの体調が心配になります。

  • しゃばけシリーズに比べてあまりキャラクターに魅力を感じなかったな。

  • 18日初見。

    ・クライマックスになったと思った後からが長い。盛り上げるのが早すぎたか・・・(´・ω・`)

  • 幕末の神官さんの行く末を思ってちょっと切なくなりました・・・。
    おもしろかったけど結末がわかったあとはしゃばけシリーズと違ってまた読み直したいと思う感じじゃなかったなぁ。

  • 2009年最初に読んだ本がこれでした。

    弓月さんがいい味だしてます。
    夢告、歴史、、、
    ある意味、新年にふさわしい1冊だったかもしれません。

  • 相変わらず面白い。
    主人公の優しさが本当に良い。

全248件中 151 - 160件を表示

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

畠中恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×