- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043888016
感想・レビュー・書評
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著者は「しゃばけ」の畠中恵さんで、
こちらも「しゃばけ」同様(どうしてもこちらの
作品と比べてしまう、なぜだろう。)、推理小説の
ような謎解きの入った不思議な時代小説。
時は幕末、主人公はおっとりしているけれど、
「夢告(ゆめつげ)」という不思議な占い(のようなもの)
が出来る兄弓月(ゆづき)と彼より4つ下の
しっかり者の弟信行(のぶゆき)の神官兄弟。
弓月の持つ不思議な「夢告」の力を当てにされ、
裕福な札差の行方不明になった息子探しに協力させられるが、
そこで殺人事件が起き、どんどん複雑化していく事件に
巻き込まれいく話。
「しゃばけ」シリーズは、2巻、3巻と読み進めていく内に
個性豊かな登場人物達の個性や過去が
より詳しく明かされていく事で、
私も段々と彼らや彼女達に愛着が湧いていき、
今では新作が出る事を大変心待ちにしている
シリーズものの一つとなったので、
こちらの作品も、もっと登場人物一人一人に
丁寧にスポットライトが当てられていくような
いくつかの物語を集めた短編集で読んでみたいと思った。
私だけでなく、もっとこの神官兄弟の活躍が見たいと
願っている読者も多いはずだ。
この「ゆめつげ」にもぜひ続編を、いや、シリーズ化を!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未読
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私、これしゃばけシリーズと思って買ったけど、
まったく違うのね。
夢告、未来が見えるってことになるのかなぁ…、それができる禰宜とそのしっかり者の弟が主人公。
時代の流れ、江戸から大正への変換期に生きる人々、翻弄される人々、力強く先を見据える人々。
最初は「そして誰もいなくなった」になるのかと思った…。
面白かったので、あっという間に読み終わってしまった…、残念。 -
しゃばけシリーズより私は好きです。
当時の時代背景もえがかれているし、しゃばけに比べると現実味があって少し重々しいです。
でもこれくらいのほうがいい。 -
「夢占」の力を持つどこか天然な兄と、しっかり者な弟が事件に巻き込まれるお話。
すんなり読める文章で、昼ドラにでもありそうなストーリーですが、人の欲深さとかそんなものについて考えたり考えなかったり…。
とりあえず終始お兄さんの体調が心配になります。 -
しゃばけシリーズに比べてあまりキャラクターに魅力を感じなかったな。
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18日初見。
・クライマックスになったと思った後からが長い。盛り上げるのが早すぎたか・・・(´・ω・`) -
幕末の神官さんの行く末を思ってちょっと切なくなりました・・・。
おもしろかったけど結末がわかったあとはしゃばけシリーズと違ってまた読み直したいと思う感じじゃなかったなぁ。 -
2009年最初に読んだ本がこれでした。
弓月さんがいい味だしてます。
夢告、歴史、、、
ある意味、新年にふさわしい1冊だったかもしれません。 -
相変わらず面白い。
主人公の優しさが本当に良い。