- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043913039
感想・レビュー・書評
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粘膜シリーズ第三弾。
戦時下を舞台に山奥でひっそり暮らす兄弟とカフェで女給として働く一人の美女。三角関係の恋路は戦争をきっかけに大きく動き出す。ナムールへの出向命令、現地で出会う爬虫人、そして時折現れる黒い影の正体は何なのか? ホラー、グロテスク、SFそしてラブロマンスを加えた物語はとんでもないラストへ。
まともな話だと思ったんですよね途中までは、そしたらいきなり異空間から黒い影があらわれるんだからびっくりしちゃう。河童と蜥蜴はまだ説明がつく存在だったんですけど今回はいよいよ分からない。そして舞台はまたもや戦時下最前線のナムールへ、話もぐちゃぐちゃだし体もぐちゃぐちゃになったところで盛大なネタバラシ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
粘膜シリーズも第3弾目を読み終えた。前作までの異様な世界を引き継ぎつつ、物語は多少奥深くなった気がする。いずれにしろ常人には思いつかないような話だけど。
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こんなん読んでいいのか
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なんか純愛ものだった!中盤ダレすぎじゃない?へモやんが癒し系な分、亀吉の底知れなさが怖い。
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やっと読み終わった…。面白くない訳ではないけど時間かかった。
今回のナイスキャラはやっぱりヘモやん! -
んんん・・・正直もっとぶっ飛ばして頂きたかった!
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粘膜シリーズ第3弾。
今回も名脇役=濃いいキャラクターが出てきてくれて
嬉しいですね。 -
飴村行流エンターテイメント、粘膜シリーズ三作目。
今回は恋愛エッセンスや、宗教感まで持ってきた。
そして、シリーズ、壱作目『粘膜人間』の吉太郎様。弐作目『粘膜蜥蜴』のナムール国の爬虫人、病院の死体置き場の徳一。と点が線となった。なので、通して読むことをお勧めします。
『粘膜蜥蜴』第参章の雪麻呂と富蔵の漫才然とした会話が、今回はツッコミ磨太吉、中ボケ矢太吉、大ボケヘモやんで展開される第壱章。
同じく『粘膜蜥蜴』同様、南国ナムールで展開される、冒険活劇的第弐章。
そして、クライマックス、第参章。
文章のドライブ感とでも言うべき、テンポの良さは相変わらず抜群。450p超も何のその。さらに、今回はヘモやん筆頭に、亀吉等々登場キャラ、それぞれの個性が素晴らしく立っている。
★評価がイマイチ伸びなかったのは、コレまでの破天荒とも言える程の展開があまり感じられなかった。そして、オチが個人的好みで前作を越えられなかったかな?の二点によるもの。
情報によると粘膜シリーズ、次作はスピンオフ的短編集とか?!また、近いうちに、手を出しちゃうんだろぅな……。