鬼神曲 考古探偵一法師全の不在 (角川文庫 あ 52-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944224

感想・レビュー・書評

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  • ■語り手である古谷くんは毎度毎度不憫すぎる。そしてヘタレ。だけどここがこの物語のポイント。
    ■考古学ミステリーというジャンルなんだから、もうちょっと「考古学」ちゃんとした方がいいと思う。
    ■謎が宗教的な理由によるのは、別に構わない。それが、今までのことに対してのとんでも結末だとしても、そこに必要なのは説得力なのだ。そこが足りないから上滑りしてしまっている印象。
    ■ミステリーなのに、読者にたいして謎・犯人の判断材料が少なすぎる。不親切。

  • 前作同様に考古学の関わり方が中途半端な印象。
    ということは、自分の期待がズレていたのか。

  • 題材も面白いし、ヘタレ主人公の成長にも好感持てるんだけど、何だか仕上がりがチープというかライトすぎてものたりないかなぁ。でも次も読む。

  • またもや事件に巻き込まれる遺跡発掘のアルバイト『古屋』。
    出雲市D町鬼の墓と呼ばれる古墳近くで地元大学の古代史同好会メンバー5人と待ち合わせしていた古墳の石室から『鬼の頭蓋骨』が消失する、それをきっかけに古屋たちの周りで見え隠れする黒ずくめの眼帯男。

    一法師全が不在の中、大学施設で一人、また一人と命を落としていく。
    要領と察しと運の悪い古屋は事件を乗り切れるのか!?それとも・・・・

    考古学ミステリーの第2弾です、古屋のしょぼさが際立ってますw
    謎解きやトリックはちょっと奇抜で強引なのでそのつもりで。

  • 前作よりミステリー的な要素が多かったので読みやすかったです。古屋くんがんばってたし。でも、なんというか・・・現実的ではなかったなと・・・

  • 考古学(?)要素の多い前半は面白い。ただし、ひとたび事件が起こると...。

  • 古屋くんのだめっぷりに磨きがかかっているような気が・・・。

    個人的にはラノベにありそうな駄目駄目主人公は嫌いなので、
    この作品に関しても彼はあんまり好きではありません。

    一法師さんがいるから面白いのであって
    今回みたいに不在だとつまらないかな。

    そして、今回のオチはやるせなかった。
    痴情のもつれじゃないか!!という。
    2時間サスペンスかよ!みたいな感じでした。

    ただ、積読にしてあってちょうど出雲に旅行に行くので
    そのタイミングで読んでたので被った感じが良かったかな。

  • 考古学ライトミステリー、一法師全シリーズの第二作。主人公はここでもへたれっぷりを発揮しつつ、成長も見せてくれます。ただ内容は、第一作の方が面白いと感じました。より深いところに切り込んでいると思ったからです。また、重要人物である一法師全が今回は(副題のとおり)「不在」だったから、というのもあるかもしれません。物語は今後どう展開するのか? 続きが楽しみです。

  • ジャケ買い。
    さらに退屈な話だった。
    でも、全部読み進められるだけ、本当は面白いと思う所もあったのかも

  • 今回副題にあるとおり、探偵・一法師全は出てきません。
    いえ正確には事件の渦中には登場せず、
    最後の最後に謎解きだけ。
    そのため主人公の古屋くん目線で終始事件が進行します。
    ストーリーはテンポ良く進んで面白かった。
    犯人の動機やトリックはちょっと納得しづらかったけど。

    前作でかなりイライラした主人公の意志薄弱ぶりは、
    本人(結果はともかく)自覚・反省してがんばってます。
    が、たびたび自分の言動や行動に「凹んで」いる割に、
    改善する努力というか変化が見られないし、
    落ち込み方も後ろ向き。
    やはり好感が持てなくて感情移入はできなかった。
    陸の孤島(?)で誰が犯人かという状況なのに、
    人の話をそんな簡単に信じていいのか?
    まあそれで読者をミスリーディングしてるんですけどね。

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