とんでもなく役に立つ数学 (角川ソフィア文庫)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2014年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044094768
作品紹介・あらすじ
“渋滞学”で著名な東大教授が、高校生たちとの対話を通して数学の楽しさを紹介していく。通勤ラッシュや宇宙ゴミ、犯人さがし…など身近なところや意外なシーンでの活躍に、これまでの数学のイメージも一新!
感想・レビュー・書評
-
前に東大の先生分かりやすく中学数学教えてくださいを読んで大変参考になったので、同じ著者だったので気になって読んでみた。
私は中学数学までなら難なく理解出来るが、高校になると途端にダメだなというのがよく分かった。
でも、社会的な問題・課題に対し対処するのに数学の考えは応用出来て、大事なんだよということはなるほどなと思った。
前よりは数学の重要性に気づけた気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20240207
-
数学が社会の問題解決に役立っていると言われても、その具体例がとんと浮かばなかったが、この本を読んで随分イメージできるようになった。第2章と第3章が面白かった。
-
高校生すごいなー。この方の語りは分かりやすい。渋滞学、面白そうだ。
-
数手先を考えることは大切にしたい。だが、人から説明を受ける時は、一旦自分の仮説に固執せず、まっさらな気持ちで内容理解に努めたいと思う。
-
凄い楽しいしためになる
数学的な考え方が最近はマイブーム
この本では特に【渋滞学】をメインに話しているが
学者から見れば渋滞も数字なのだ
聞けば納得するし
渋滞の仕組みも分かれば
車だけでなく
商売、人間関係、人間の行動なども渋滞学で説明つくし
なんなら【競わなければ流れて、全体が安定する】
これは戦争や自然環境、エコにも関係すると思う
本当に物の見方が変わる。
※だから結局俺が何を言いたいかっていうと…
【BOOKOFFで競馬の本読んでたら栞として馬券が挟んであったよ】って事!! -
『渋滞学』で有名な大学教授である著者が、高校生に対し行った特別授業の様子を書籍化。
数学を使いいかに実社会の問題を解決できるかといったような講義。学生から遠ざかってだいぶ経つ身としては、理解できるとは言い難いが何となく言わんとすることは分かる程度。複雑な問題を出来るだけ単純化し、細かく分割して変化を見る(微分積分)ということは分かった。
そして一番厄介なのは人の心理。全体の最適を頭では分かっていても、つい自己の欲に走ってしまう生き物。譲り合いの社会は遠いだろうな。 -
背ラベル:410-ニ
-
渋滞学はなるほどと思いました。やっぱり若いうちにもっと勉強してたらもっと面白く読めたんだろうと思います。
-
渋滞学の先生の本、というのと、タイトルに惹かれて読んだ。細かい数式の部分は読み飛ばしてしまったが、THE・文系でも興味深く読み進められた。渋滞学についてもっと知りたくなった。
まとめ
・世の中で起こっていることは大雑把に数式で表せる
・数式に表すことで傾向と対策が見えてくる
・良い塩梅で適当さが必要。コンピューターは計算機なので良い塩梅がわからない。