なりゆきまかせの異邦人: 日帰りクエスト (角川スニーカー文庫 46-1)
- KADOKAWA (1993年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044146016
作品紹介・あらすじ
元気だけがとりえの女子高生・エリ。そのエリがある日突然、異世界に連れてこられてしまった。エリは観光気分で大はしゃぎ。おまけにRPGの勇者気どりで悪を滅ぼす旅に出る、なんて言いだしたから大変!エリをこの世界に呼び出した魔道士レックスを脅迫して、毎週日曜午前10時にこっちの世界に呼ぶようムリヤリ約束させた。とんでもないヤツを召喚してしまったらしいと気付いたレックスだけど、もう後の祭り-。さあ、これからどうなる。こっちの世界とあっちの世界をなりゆきまかせで行ったり来たり。お気楽な女子高生・エリのスーパー・ライト・ファンタジー、待望の新シリーズ。
感想・レビュー・書評
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楽しかった
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27年前にもなるのか!?
その時代を表わす文体だなと思いつつ、それもまた神坂一が作ったものか。
軽くポップな文体と人物設定のお気楽異世界もの。でもそれだけじゃない。
サクサクと物語を楽しんで、あー面白かった! これぞラノベの魅力。 -
全4巻
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平凡な女子高生だったエリは、突然異世界の(恐竜のような)住人レックスから召喚される。初めはゲームの主人公気取りで『悪』を倒そうとするが、徐々に人間的に成長していく・・・かもしれないライトファンタジー。なりゆきまかせの異邦人ぶりを存分に発揮します。(全4作)
むか~し、女の子が読むような小説(確か作者名は折原みと?)で、似たような内容の本を見たことがある気もします。あまり覚えてませんが。 -
中学生の頃、スレイヤーズが面白かったので、次に読んだ本。
女子高生が主役なので、スレイヤーズより入り込みやすくて面白かった。 -
懐かしい……!好きだったなあ、これ。タイトルの《日帰り》ってとこがまた、気楽な感じでいい。
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スレイヤーズからの流れでこのシリーズを手にしたのはもう軽く十年前のこと。Kindleの角川セールに乗っかって、懐かしさの余り全四巻購入。
久々に読むと日本の情勢に然程変化がないことが見て取れ、苦々しい感じもありますが、それ故に今でも受け入れ得られる素地のある作品です。
スレイヤーズは軽いノリとわが道をゆく主人公のお陰で誤魔化されがちでありますが、扱う内容は意外と重く非道であることが多い。日帰りクエストも同系統で、多少酷さが控えられているとは言え、エリには秘められた力もなければ、特別な頭脳もない、ごく一般的な女子高生。それをリアル戦争に放り込むというところに突き放した感じを受けます。
ま、それもかーるく乗り越えちゃうんですけどね、エリは。
日帰り可能な異世界、という設定も、話が重くなりすぎないよう配慮された結果なのかもしれません。
何か軽くすらっと読みたい、という時にお勧め。 -
主人公が結構大胆。特にすごい能力も無いのに切り抜けていくのが良い。
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スレイヤーズの他だとこのシリーズが好きだった。遊び人レベル1だっけな。エリはまったく魔法とか使えないのに機転と運で乗り切ってくのが面白くて。ただ結構内容は重かった。スレイヤーズ本編ほどじゃないけど。
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現実世界から異世界へと飛ぶ話。
最初の設定はいたってありふれているが、世界の行き来が簡単で、また、主人公に主立った能力が無いところが面白い。
スレイヤーズで有名な神坂一氏ではあるが、スレイヤーズとはまたちがったファンタジーとして面白いと思う。