シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫 73-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550165

感想・レビュー・書評

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  • ジョナスがどんどん情けないキャラに!!!

  • 悪役の描写が情け容赦ない。それが主人公のひたむきさを引き立てているのですが、それにしてもここまで思い切って駄目な人間を描けるというのはすごいなー。シャルはだんだんかわいく思えてきました……

  • 目次
    1.雪が降ったら
    2.フィラックス公のお召し
    3.海辺の城
    4.いつわりのさよなら
    5.囚われの身
    6.記憶の中の妖精
    7.あなたを見つめつづければ

  • 2巻は1巻以上にストーリーに引き込まれました!
    アンに砂糖菓子職人としての意地とプライドが芽生え始めてきたようで、とても頼もしく成長しています。
    更に、アンとシャルの距離が近付き始めているのを見て微笑ましくなりました。
    少女小説は焦れったいくらいの恋愛速度がちょうど良いと思います(笑)。

  • シャル可愛い。

  • 主人公がさらに好きになった話。
    技術としてではなく職人としてのレベルアップを果たした、という感じかな?
    後半の公爵とのやりとりが好き。人の気持ちを大事にしている主人公の姿がいい。

  • シャルとアンの1巻よりも関係が近くなった感じにドキドキしました!それに、妖精と人間がいつまでも一緒にいられるわけではない、というのがなんか今後の二人にも関わってきそうな話だと思いました。ミスリルもそういうことを分かってて、ああいう態度なのだと思うと愛しく思えます(笑)それにしても、ジョナスは腹立ちますねー(笑)

  • ジョナス、むかつきます(笑)
    彼が卑劣だからこそアンのひたむきさが栄えるのでしょうが…。
    シャルとの恋愛要素も、少しづつ進展しています。
    銀砂糖と向き合う事に純粋なアンの意志ごとアンを守ろうとするシャル、かっこいいです。
    ただヒューの誘いを受けた方が、腕を磨けて良かったんじゃ?と感じたので星4つ。

  • アン、まだまだ苦労してますね…涙

    シャルがアンの気持ちにも自分の気持ちにも鈍感過ぎてもどかしい…。
    これ、いつ気がつくんだろう。

  • 面白かった。
    前作の2ヶ月後くらいの話。
    アンは他の人から手を差し延べられてもつっぱねて楽な方に逃げないところ、作品に対して頑固で妥協しない性格がいいです。
    しかしこの話はやけに現実的なところがあって痛々しい…。
    ジョナスはなんであんなクズになってしまったのか…
    他の砂糖菓子職人とのやりとりに、はらはらというか胸が痛い〜。
    ラブな方向にも動きだして、今後が楽しみ。

  • 銀砂糖師になってからがどうなるのか気になるところ。

  • はかなくやさしくうつくしいものの寿命は短い

  • 2011.Oct.5.Wed.読破

  • 一作目が面白かったので、続きも買ってきた。
    世界観がちゃんと確立されているので読みやすい。
    シャルとアンの関係に他者の介入があったり、相変わらずストーリーの展開は上手。それが透けて見えるところも安心して読める一因かも。

  • シリーズ二作目。優しい文章と裏腹にジョナスの嫌な奴感+小物感が増していて、悪意が際立って見えるようでした。
    アンの職人としてのプライドとか「作りたい」という気持ちがアルバーンの最後の台詞に繋がってるんだと思うと感無量でした。
    きっと、何かが宿っている。
    そんな風に思わせてくれる砂糖菓子、自分も欲しい限りです。
    それにしてもシャルかっこいい!ちゃんとアン(というか人間?)を理解しようとしている姿にときめきました。
    ヒューの振る舞いに「人間だなぁ」としみじみ。

  • アンのひたむきさと真摯さには頭が下がります。こういう生き方が人として理想的なんではないだろうか。心の底から意地の悪い悪人が居ない所も、この作品の良所だと思います。面白かった!

  • 誇りもった職人ってかっこいいなあ!アン良い子だようん。でもって可愛い。そして天然なシャルがなんつーかお前…苦労しそうだなアンw

  • 大好きなシュガーアップルシリーズ第二巻。
    再読後に感想を書きました。

    一巻に引き続き、馬車操業をしながら職人生活を続けるアン。
    一巻で雇った戦士妖精のシャルと、たまたま助けた恩を返させろと勝手についてくる水の妖精ミスリル。
    食べていくのがやっとの極貧生活を送りながらも、それなりに仲良く暮らしていた人間一人と妖精二人。
    尊敬すべき銀砂糖師の称号を得た職人であった、亡き母親エマの魂を送るためにも、年末はどこかの宿でゆっくり砂糖菓子を作って過ごしたいと願うアンたち。
    そんな折、フィラックスを治めるアルバーン公爵が、報酬を破格の千クレスとして砂糖菓子職人を募っていることを知るのですが…。

    アンがいかにして一年を過ごしているか、なんとなくわかる回でした。
    一巻で大嫌いになった彼がもっともっと嫌いになり、最後には哀れになるような、読み手の感情の起伏を激しくさせるストーリー展開(笑)
    ひたむきに「恩返しさせろ!」とくっついてくるミスリルが可愛くて仕方なかったです。
    そしてシャル。相変わらず毒舌ながらも、いざとなればちゃんとアンを守ってくれるあたり、さすが百年以上生きたじいさ…妖精さんです…。
    今回は銀砂糖師の資格を取るためではなく、砂糖菓子職人として依頼者からの難題に立ち向かっていく姿が見れましたが、さすが、アンの職人魂に惚れました。
    心を病んだアルバーン公へ送った、アン渾身の砂糖菓子…。
    心が温かくなり、切なくなり、最後にはほんのりと甘い砂糖菓子の香りと銀砂糖生成に失敗した時の苦さをちょっぴり残してくれたような、そんなお話でした。

    本当に、このシリーズは読み手に沢山の感情を味あわせてくれます。
    喜びも怒りも悲しみも、アンの作る砂糖菓子の甘さがちょうど良く「シュガーアップルシリーズ」の味として、私たちに届けてくれる。
    これほど好きになった少女小説は今までにありません。

  • 偏屈な公爵のために、砂糖菓子を作ることになったアン。
    そこで、妖精と人間とのあいだに起った戦争の話を知り……。

    人間の幸せのために、妖精のために、砂糖菓子を作る。
    3巻の伏線にもなってます。

    アン&シャルの教会でのシーンが好き。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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