ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044729035

感想・レビュー・書評

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  • 冲方さんの初期の頃のSF
    マルドゥック・スクランブルから、こっちに飛んできた。
    言葉の使い方が特徴的で、なかなか難しい。
    でも物語は理解できるし、サクサク読める不思議。

  • 文を目で追っているだけで脳ミソ気持ちいい、めくるめく文章世界。日本語の使い方が上手いなあと。

  • 言葉に酔いしれる世界観。ファンタジーでアクションで。まるで、映画のような確固たる世界観に圧倒される。そして、心地よい。

    のっぺらぼうのベル(小さき者)異端児であるが故の、私はどこからきて仲間はいるのか。と、哲学的かつ青臭さをまき散らす。ベルの冒険譚という体をとっているが、セリフ回しは押井守を思い出させる理屈っぽさと煙巻型哲学論。

    でも、それが嫌じゃない。世間知らずのはねっかえりがどう成長していくのか、仲間はいるのか。理由(ことわり)とはなんなのか。ワクワクする。

  • 世界観とキャラクタでぐいぐい引っ張ってくれるので、すぐにこの世界・ストーリィに入り込めました。表紙も素敵ですし、大好きです。

  • 地には花、空には聖星<<アース>>、世界にたった一人ののっぺらぼうの物語。
    ウブカタさん初期の快作にして怪作。

    これがまた、大好物でございまして。
    初期という事で荒い所もあるのですが、何か憑いてるんじゃないかってくらいテンションが高い文章になる事も。今巻終盤の楽隊戦は、マルドゥック・スクランブルのカジノシーンにも比肩するレベルの尋常ではないテンション。これが実質キャラ紹介なのだから恐れ入る。

  • 世界観と、特殊ルビがとんでもない。
    なぜ「飢餓同盟」に「タルトタタン」と振っちゃうのか。
    ただそれが、慣れてくると本当に魅力的に見えてきます。
    怒涛のハイファンタジーがSFに転じる瞬間の興奮がすごい。
    うさぎがかわいいです。

  • 感想は4巻で

  • 独特のファンタジー世界を構築されています。ファンタジーに興味のある方には、是非読んでみてほしいシリーズです。

  • なんともファンタジーな世界観。
    でもベタじゃない……っ!!そこが沖方さんの凄いところ!!

    結構、小説の参考にさせてもらったりすることもあります。
    堤さんの【Sarria】の参考にもなったりするんじゃにでしょうか?

  • 魂震える傑作。

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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