大人のための会話の全技術

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 238
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046012326

感想・レビュー・書評

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  • 明治大学教授の著者が、会話やコミュニケーションのコツや考え方を紹介している一冊だ。
    他の著作で読んだことがあるような話もあるけれど、まとめられているのでお得感がある。

    こういうハウツー本って、読んだ時はそうだよなあ、と思うのだけれど、ちゃんと身を入れて実践しないとだいたい忘れていってしまうのが常で、わかっているのだけれど今回もさらっと読んで満足してしまった。

    巻末に、有名なスピーチ(和訳されたもの)が掲載されていて、このスピーチのどこに心に響く技術があるのか、の解説がついているのが面白かった。

  • 社会人のコミニケーションではなりより正確さとスピードが求められる
    コミニケーションは運転しないと鍛えられない
    私は、その中でも、目を見る.微笑む.うなずく.相槌を打つの4つは、会話の上行を暖かくするために不可欠な要素だと考えています
    コミニケーション力をアップさせるには、今話を聞いていると言う気持ちで本を読もう

  • コミュニケーションに悩む、というのは誰でも一度はぶつかる壁だと思うが、私も例に漏れず、仕事の上で、あるいはプライヴェートでも相手との"回路"を復元できずに、あるいは接続できずに立ち往生してしまうことがある。本書はその処方箋だ。処方箋、という比喩のように、スキル集としての色合いが強い。個人的にはぜひ内田樹先生の『街場の文体論』を読んで、コミュニケーションとは何かを考えてから、本書に迂回してきてほしい。

  • 蔵書
    電子書籍

  • ひとを褒める力。
    音読を繰り返して歯切れのいい声を手に入れよう上機嫌を保てば平常心が自分のものとなる

  • 「大人のための会話の全技術」読了
    【心に残ったキーフレーズ】
    会話の中での文脈力を鍛える
     * マッピング・コミュニケーション
     * 会話するもの同士の間に紙を一枚おいて、会話しながらそこに縦横無尽にキーワードを書付け、線で結んだり、矢印をつけたり
     * 自分の言葉と相手の言葉が紙の上で共有されてつながりあう
     * 最初は混沌としているが、会話を続けマッピングしていくうちに、それらが次第に整理されて秩序だったものへと変貌する
     * 文脈が目に見えるマップとなっていく
    教える力を鍛える
     * 相手を上達させるには、現状を具体的に認識させたうえでえで練習させることが重要
    * 教える行為の流れ
     * アウトライン(目的や狙い、ゴール)を説明する
     * やらせてみる
     * 見本を見せる=違いを認識させる
     * もう一度やらせる
     * 反復練習させる
    【感想】
    会話というより、コミュニケーション全般について幅広く、実用性を重視して書かれた本という印象です。
    すぐにでも実生活に取り入れられそうな実践的な内容が多く含まれている一方で、扱われているテーマが余りに広いため、一つ一つのテーマがやや深みを欠いてしまっている感じが否めないのは少し残念。
    コミュニケーションスキルのどの分野を伸ばしていけばいいのか、全体を俯瞰して現状分析してみるのには凄く使えそうです。

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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