ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046310033

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID:92111927
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  • ずっと読みたいなーって思ってました。
    作中の子どもたちの考え方や主張って
    年頃の子どもたちは少なからずみんな持ってる
    ものなんじゃないかなーと思うので。
    それを折り合いをつけながら大人になって行くんじゃないかな。
    同じ年代、中学生くらいに読んでほしいなーって一冊。

    真っ向から子どもたちを否定する大人、
    理解を示して協力してくれる大人。
    これって前者は体面上そうしなければいけない社会的な部分と
    本当は寄り添ってあげたい感情的な部分の
    対比にもなってるんじゃないかなーとか思いました。

    シリーズものなので続きが読みたいんですけど、
    いかんせん登場人物が多いのでそれぞれの特徴や性格を
    とらえるのが大変かな―とは思いました。

  • 子供達が大人達と戦うと言う発想が、面白かった。

  • 中学1年、夏休みにはいる終業式の日。1−2の男子生徒21人は家に帰らなかった。誘拐か家出か、大人たちが心配する中、FMラジオのミニ放送局から解放区の放送が。菊池英治、相原徹をはじめとする子供たちは団結して廃墟の工場跡に砦を作り、解放区と名乗り、子供たちだけの共同生活をはじめたのだ。「おれたちだって力を合わせれば大人と戦えるさ」「子供たちだけの世界をつくるんだ」
    ・・・はじめはクラス男子全員に呼びかけても5〜6人しか集まらないと思われたが、全員が参加表明。体育の授業で先生にしごかれて腰を痛め、休んでいた谷本は自宅から菊池英治や相原徹らと連絡を取り合う役目に。
    参加予定だった柿沼直樹は、偶然にも下校途中に誘拐事件に巻き込まれてしまう。誘拐事件のため、大人たちはさらに混乱していく。しかし男子たちは結束して、一部の女子たちと連絡をとりあって誘拐事件も解決してしまう。
    読みどころは、威圧的な校長・横暴な体育教師・無気力な担任たちへのみせしめ、大人たちへの反発。それまでは知らなかった級友たちの特技をフル動員し友情が深まっていく。もともと廃墟に住んでいたホームレスの老人の戦争体験の話や、誘拐犯の事情を聞いて助けてやる、身代金は汚い親父からぶんどってやる・・・など、若者たちの正義感があり、エネルギーにあふれた青春小説。彼らの親もその昔、学生運動をしていた。結局7日目に警察に入ってこられるが、それまでにみんなは抜け道のマンホールから脱出。
    あまりにも大人が汚すぎる描かれたかたが、イマイチ。
    だけど、子どもたちには、そこが楽しいのか。
    ぼくらのシリーズ2冊目「ぼくらの天使ゲーム」夏休みに立てこもった彼らの2学期。先生たちに「心を入れ替えて一日一善」を宣言する。が、ちょっとくせ者の一日一善。さらに、地上げ屋と対決したり、幼稚園ならぬ老稚園をつくったり。
    ぼくらのシリーズ3冊目「ぼくらの大冒険」1年2組の3学期。アメリカからの転入生・木下は病弱で、あと3年しか生きられないと言う。UFOを見たり交信できる、とか言う!?1999年に滅びてしまう地球の運命だけど、生き延びられるには・・・!?木下に連れられてUFOを見に行ったら宇野と安永が消えてしまう。背後には宗教団体や埋蔵金伝説が。インチキ大人と戦う1−2。

  • 読みたいと思いながら、初めて読んだ「ぼくら」シリーズ。

    現代の感覚では、なかなかに過激。
    どうしても大人の感覚で子供を見てしまうのがちょっと残念な自分がいたけれども。
    でも子供たちが協力して大人をこらしめる様子は、にやっとしてしまう。
    秘密基地って感じでとても楽しそう。
    これすごく長いシリーズだけど、続きはどうなるんだ?

  • 自分も自由に生きたいなぁと思いました。

  • 息子用にと思って借りたが、自分で読んでしまいました。

  • 功の本日読みたい本

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。1937年~45年まで愛知県で暮らす。日本大学芸術学部卒業。シナリオ製作、編集者などを経て、1979年作家デビュー。85年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』は映画化され、中高生を中心に圧倒的な人気を呼ぶ。主な作品に『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズ、「2A」シリーズ、「東京キャッツタウン」シリーズ(角川つばさ文庫)など多数。

「2023年 『ぼくらのオンライン戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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