覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87)
- 角川グループパブリッシング (2008年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047101579
感想・レビュー・書評
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本当の「プロ」というのはこの人なんだなと思います。
ご存じ阪神タイガースの4番「アニキ金本」の本。
「人を引っ張っていく」力 っていうのは、本人の元からの資質より現在形の「見せない努力」が一番大事なんですね。
努力を努力と言わない思わせないのってすごい。さすが「アニキ」と呼ばれるだけの器の人です。
今息子が読んでます。全部は理解できなくてもちょっとでも何かを感じてくれるといいなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっと書くことありそうな人。
まあ、文章書く人じゃないし。
危険球当てて謝罪にきた木佐貫に、「気にするな。どんどん来い!」と言ったアニキは男前。
ただ、この人実は末っ子らしい。 -
フルイニング連続出場を続けている阪神の金本の初著書。
強靭な肉体や精神に『鉄人』だと呼ばれ、後輩やファンからは『兄貴』と慕われる金本。
そんな金本は広島にドラフト4位で入団、当初は強化選手にも選ばれず、期待されていなかったと語る。
自ら高い目標を掲げ鍛え上げ、広島の4番として活躍するも、広島は万年Bクラスで…。
2002年にフリーエージェント宣言をし、現在は阪神の4番。
阪神に移籍し、現在セリーグトップを走る阪神金本の心の内は…。
読んでみて、まず『これは金本にしか出来ないのでは?』と思う程の鍛練。
野球にガッツリと向き合った金本の野球人生に、改めて驚かされました…。
読後、広島時代からのファンである…私としては、正直寂しさも覚えました…。
当たり前だけれど、今更ながら金本はもう阪神の選手なんだなぁとしみじみしたのです。
正直いうと、もう少し広島時代のことが書いてあるのかなと期待していました。
でも金本の中には阪神の選手や監督、球団、ファンへの思いがたくさん詰まっています。
広島ファンではあるけれど、金本の打席だけは今もなお応援している。
それが例え広島戦であっても、広島がピンチの場面でも、他の広島ファンに怒られようとも…。
金本に凡退して欲しくない、ヒットを打って欲しいと願う。
(広島戦だけは…出来ればヒットは打っても出来れば打点はいれて欲しくないけれど…。)
やっぱり新天地でもイキイキと活躍している姿を見たいのです。。
中には金本に野次る広島ファンもいるけれど、今でも応援している広島ファンも沢山います。
さぁ、広島も(9/17日現在中日と同じく3位!)クライマックスシリーズに参戦するぞ〜!。
(カープから移籍した新井さんも応援してます。町田さんもシーツさんも応援していました。
野次るファンもいますが、今でも応援している広島ファンもほんとにたくさんいます。。)
一ファンとして読んでいるので、今回は感想というよりはただのファンレターみたい。。
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阪神本3連打。
いや、自分が読んだ本は何でも登録していこうと思って!
今度は、鉄人こと金本知憲選手の本です。
連続フルイニング出場を始めたきっかけとか阪神移籍の裏話とか、色々面白かったですよ。
島野さんの追悼試合のくだりは泣ける。
でも彼の野球論なんかは、
「い、いや、それはアニキだから出来ることであって、普通の人はちょっと……」
って部分もちらほら。
アニキは本当に凄いお人です。
これからも身体を大事にして、末永く頑張って頂きたい!! -
金本、さすがやなぁ。2004年の危機についても少しだけ触れられていて、リアルでいい。
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プロ野球界にいた日本人の選手の年俸上位を占めていた選手たちは、たいてい年俸に見合った活躍をしていない。そう言われていた時期もあったし、今もそういう選手はいる。
金本選手は、今、日本人プロ野球選手で一番高額をもらっている選手だが、それに見合う選手と言える。
非エリートが成り上がって、トラのアニキとなったのかが著書を読んでわかった。試合で活躍してお金を得る。確かにそうだが、アニキは試合に向けてあらゆる練習を怠らない。オフも練習、頭の中は試合のこと。日常生活からの野球への真摯な取り組みを含めて5億以上もの大金をもらう意味がある。そう思った。
努力を努力と言わない。非エリートの自分もこういう取り組みをしている金本選手を知って、まだまだ甘い、甘すぎると思った。
こういう努力を知ってみると、一流選手はみな努力を半端なくしている。涌井もそうかもしれない。
自己啓発されるこういう本を読むたび、甘い自分に腹が立つし、情けなくなってしまう。アニキ、ありがとう。俺も真の努力をするよ。黙々と、しっかりとした目標を持って。 -
アニキ初の著作。
いかにして『鉄人』が誕生し、
『アニキ』として慕われてきたのかが
自身の言葉を通じて伝わってくる。
タイガースファン、野球ファンのみならず、
自己啓発書としても一読の価値あり。
アニキの『覚悟』をとくと受け止めよ!
そして、己の甘さを律しよ!