先送りできない日本 ”第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21 C 201)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.67
  • (58)
  • (153)
  • (137)
  • (18)
  • (2)
本棚登録 : 986
感想 : 145
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047102842

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中国を見る場合、民族ではなくて、国家体制を問題視すべきです。中国の現代史は中国共産党によって、人々が翻弄されてきた歴史でした
    政治とは、所得を再配分することです。国民からいったん預かった税金を、何にいくらずつ配分するかを決めるのが政治の仕事だという意味です
    中国のレアアース発掘は今のままでは持続不可能。
    中国産の安さの理由は簡単です。付随して出てくる放射性物質を放置しているからです。環境汚染をそのままにしているのです

  • 震災でもう一度ゼロからやり直そうよ、というメッセージ。だが現実にはまた先送り。この国はアメリカ様から命令されないと変われない国だ。きっと近い将来金利の急上昇(国債の暴落)が起こってIMF=アメリカ様から強権的に国造りをやり直させられるまで何も変わらないと思う。

  • 中立を信念にしているとずっと見受けてきたが、実は本音が明確になって見える先生には珍しいシリーズだ。TPPには基本賛成、原発は条件付きで反対。リバタリアンでもある。

  • これまで解決してこなかった日本の大問題に決着をつける!

  • 問題は多くあるけど、希望もあるんだ、と感じました。

  • すっかち池上彰ずけになっている。本来あまり興味のない分野であったが、いい勉強になった。レアアースの実態や就職氷河期時代の学生たちの真の敵?は、とか、身の回りも、日本も先送りできない状況ですね。

  • なんとなく疑問に思っていたTPP・FTAや韓国経済(アジア通貨危機後)・中国との付き合い方について、わかりやすく解説してある。TPPは農業に与える影響について主眼がおかれている。
    印象に残ったのはあとがき。対応の遅い国や行政に頼るのではなく、自分でできることに注力していきたいと思った。

  • 主にTPP問題などをベースに、中国・韓国企業の進出など様々な「先送りできない」経済問題を描いた一冊。

    さらっとした語り口の中に、意外と辛辣な意見があり、TVとは違った一面が見られる。

  • さすが池上さん、メディアの欠陥や一般人の心性について、自己変革を迫っている。

  • 解説を中心に書かれた本。明確な答えは出さずに、その点は自分で考えなさいという事らしい

著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池上彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×