乙嫁語り 1巻 (青騎士コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
4.42
  • (1429)
  • (845)
  • (272)
  • (23)
  • (7)
本棚登録 : 7752
感想 : 682
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047260764

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中東アジアを舞台にした珍しいマンガ

  • 2012/09/12
    【好き】舞台は19世紀の中央アジアで、嫁が主軸の物語。 遊牧民とか羊とか馬とか刺繍だらけの美しい民族衣装とか結婚のシステムとか…。 家族の結束が強かったり優しかったりする反面、嫁の実家一族と揉めたり、軽い病気が命取りになったりする時代背景に驚いたりする。 この巻の主役は、12歳の婿:カルルクと20歳の嫁:アミル。 末っ子が跡継ぎとはいえまだ子供でびっくり…。 とにかく絵が美麗なのは良いな。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「とにかく絵が美麗なのは良いな」
      そうですよね!
      シリクロード近辺の異国情緒一杯のコスチュームに、クラクラです!
      「とにかく絵が美麗なのは良いな」
      そうですよね!
      シリクロード近辺の異国情緒一杯のコスチュームに、クラクラです!
      2012/09/18
    • つるつる壺さん
      > nyancomaruさん
      コメントありがとうございます。
      『エマ』の時もそうでしたが、この作家さんのアナログの匂いがする絵柄にクラクラし...
      > nyancomaruさん
      コメントありがとうございます。
      『エマ』の時もそうでしたが、この作家さんのアナログの匂いがする絵柄にクラクラしています。
      2012/09/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「アナログの匂いがする絵柄に」
      そうなんだ、緻密だけど温かな感じがするのは、それでなのかな。。。
      「エマ」は未読。読んでみようかな~その前に...
      「アナログの匂いがする絵柄に」
      そうなんだ、緻密だけど温かな感じがするのは、それでなのかな。。。
      「エマ」は未読。読んでみようかな~その前に「森薫拾遺集」にしよう←ちょっぴり刺激的。。。
      2012/09/21
  • シルクロード・オタクのためのコミックです。アルミの瞳にメロメロ。。。
    私はオタクじゃありません、マニアックな内容を訊かれても答えられません!

  • 民族衣装とか民族スキーなもので。 主人公のアミル可愛い。

  • あまり好きじゃなかった。
    入江亜季が好きそうな強い女フェチ漫画。少女漫画だなあという感じ。こういう漫画って女のタイプを変えたシンデレラ願望で本質的にはドジだけど隠れた才能があってみんなから愛されるみたいな少女漫画とさして違わない気がする。
    書き込みが細かい漫画なのにアミルにスネ毛が生えてないのが不可思議。アミルが動物をさばきまくるのにアミルが返り血で汚れないのも不可思議。この人の漫画の緻密さは偏執的なフェチズム主張であって写実性ではないと感じる。
    漫画の内容もフェチ漫画という印象が強い。モンゴル・アミルTUEEEEEという「描写」だけの漫画で物語として訴えかけるものは特にない。物語風にまとめたモンゴル資料集+作者の萌えといった感じ。アミルに作者の願望が透けて見えていてあまり好きになれない。個人的には実家に連れ戻されれば面白いのでそれを期待して読んでいる。

  • いやぁ〜
    久々に続きが待ち遠しくなる
    いいマンガ♪

    タイトルは
    「おとよめがたり」と読みます。



    それにしても
    歳の差夫婦の
    微笑ましさったらないですね(笑)

    胸がキュンキュンきます(>_<)


    それに最近の漫画では得難い
    このゆったりとした
    時間の流れ。


    これがツボなんですよね〜(^_^)


    女子ながら勇猛果敢、
    健気でいて天然、
    そして乙女な
    アミルのキャラなんて、
    男なら誰もが恋する
    魅力的な女性像なんでは(笑)



    作者曰く
    好きな世界観を
    描いているだけらしいけど、
    自分の好きなコアな世界を(笑)
    誰もが理解できるレベルの分かりやすさで
    表現し
    尚且つ読む人のツボをついてくるところは
    本当にスゴいと思う。


    まったく知らない国の文化や
    民族の話なのに、
    読んでいるうちに
    実際にその風景を目にし
    狩りをし
    馬に乗り
    風を感じたかのような
    颯爽とした気分に浸れます(笑)。



    セリフではなく
    絵のチカラで読ませる
    圧倒的に美しい描写力。


    詳細で緻密に描かれた
    重厚とも言える背景画。


    確かにそこに流れる
    時代の空気感。


    きらびやかな民族衣装や
    装飾品の美しさ。


    そして魅力的な登場人物の
    細やかでムダのない心理描写。



    作者のこの作品に対する深い愛情と、
    それを完璧に表現できうる高い技量には
    本当に驚かされます




    1巻では姉弟のようだった二人の関係が、
    2巻では、嫁を取り戻そうとやって来る
    アミルの実家ハルガル家とのいさかいを越えて、
    より夫婦としての絆が高まっていきます。



    領土を求める
    ロシアや大英帝国の
    キナ臭い世界情勢も心配だし
    二人の仲が引き裂かれやしないかと
    今後の展開も気になるところです。



    絵、ストーリー、
    キャラの魅力に加え
    読み応えある完成度と
    どれをとっても
    非のうちどころのない作品!

    • テラピィさん
      こちらこそよろしくお願いします!
      漫画も趣味が合ってますね。
      この乙嫁語りもちょうど最近ハマって3巻を読み終わったところです。

      エマは読ん...
      こちらこそよろしくお願いします!
      漫画も趣味が合ってますね。
      この乙嫁語りもちょうど最近ハマって3巻を読み終わったところです。

      エマは読んだことあるんですけど、森さんの作品はこれぞプロ!という画力の確かさとストーリー運びの上手さで安心して読めますよね。

      特に織物の柄の細かさと言ったら、読んでいるこちらの気が遠くなりそうなくらいですけど、それが機械的な描き方じゃなくて、森さん本人がホントに好きで描いているんだなぁというのが伝わってくる温かさがあるんですよね。

      次巻が待ち遠しい作品のひとつですね。
      2012/05/07
    • 円軌道の外さん

      テラピィさん、
      丁寧なコメントありがとうございます!
      コレいいですよね〜(笑)(^O^)


      自分は初めての
      森作品だっ...

      テラピィさん、
      丁寧なコメントありがとうございます!
      コレいいですよね〜(笑)(^O^)


      自分は初めての
      森作品だったので
      この緻密で詳細な絵には
      ホンマビックリしました(汗)

      テラピィさんの御指摘のように
      好きだからこその
      愛情があふれてるのが
      読む側にも伝わってきますよね♪


      久々に
      読ませる力を持った
      漫画家見つけたなぁ〜って
      今後には期待してるし、

      マニアックな世界を
      ピンポイントでついてくる(笑)臭覚は、
      侮れないって思います☆


      2012/05/08
  • 山を越えてやってきた花嫁は20歳。
    花婿は12歳。

    中央アジアのカスピ海周辺。
    蒼い山々を望む豊かな草の海。

    遊牧民として生まれた妻アミルと、遊牧をやめ定住化した民のカルルク。
    8歳差の新婚夫婦の心温まる物語。

    流麗で細やかな一コマ一コマの描き込みが圧倒的。
    ちょっとしたしぐさや表情も丁寧です。

    気になるのは、時代設定が19世紀である事。

    中央アジアの遊牧民は、20世紀初頭になると近代国家により定住化を強制されます。
    それに対する抵抗と弾圧の中、多くの遊牧民たちが命を落とし、彼らの豊かな遊牧文化は次々に姿を消していきました。

    アミルとカルルクが生きたのは、そのちょっと前の時代。

    2人はどんな人生を歩むのでしょう。
    どんな物語を我々に語ってくれるのでしょうか。

    つづきが楽しみです。

  • 1コマ目の細かさから既に圧倒。初回から狩り。
    活動的なアミル、動物たちの動き、まだ幼い顔のカルルク。全部が魅力的。
    あと何よりお婆様が格好良すぎる。

  • 図書館で借りました。
    中央アジアの嫁漫画です(作者談)
    夏だけ移動する移民タイプの遊牧民のアミルが定住して暮らす民族に嫁ぐ話。
    旦那さんが12歳なのでまだ近所の綺麗なお姉さんって関係が初々しい。
    1巻はキャラの説明や日々の暮らしに重点を置いてあるので色々盛り上がってくるのは次巻以降かな~( ´艸`)

    この方他の作品もそうだけど衣装や背景が凝っていてそちらも楽しみ~

    あとスミスは何者なのw

  • おすすめのところに紹介されていたので、何気なく読んでドハマりした作品。
    「なにこれ!この作品スゴ過ぎる!」そんな衝撃な印象だった今までにない作品。もはや芸術。
    服などの装飾類の細工が一つ一つ丁寧に描かれていて、刺繍一つにしても思わず溜息が零れてしまうくらい綺麗。
    動物も細かいところまで描かれていて、動きなども躍動感が溢れ、作者の中央アジア熱と動物愛がひしひしと伝わってきます。
    絵もさることながら、ストーリーも思わず引き込まれてしまうくらい魅力的。スッとその世界に入っていけました。
    目的を達成したり、激動なことが起こったりするような内容ではないのだけど、セリフがなかったりすることで中央アジア独特のゆっくりとした時間を感じられ、その日常の中で起こっていることが非常に魅力的に描かれている。
    コマの使い方が上手く、時折、タイトル通りの”語り”を感じられる作品です。

全682件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

家族支援カウンセラー。1950年佐賀県に生まれる。中央大学卒業後、2007年まで東京都内の中学校において、心障学級・通級情緒障害児学級などを受け持ち、熱心な生徒指導で保護者からも信頼を集める。通信制高校副校長を経て、2012年、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会を設立、理事長に就任。学びリンク総研所長・家族支援メンタルサポート協会理事長。専門分野は、家族カウンセリング・非行問題・子育て支援・発達障害・不登校問題等多岐にわたり、子どもの不登校から見えてくる家族支援に力を入れている。

「2023年 『家庭にしのびよる“うつ”に負けない! 悩めるママとカウンセラーの家族をみつめる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×