- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047277205
感想・レビュー・書評
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全巻が素晴らしすぎたことが原因の蛇足感はぬぐえないが、それでもかなりの良書。憎らしいほどに純愛小説。ただ、ここまで二人の関係に焦点の全てを当てた作品だったのに、劇薬としてサブヒロインを入れたことになんとなくの違和感。それにしても、この「いとしくにくい」滅茶苦茶売れるだろうな。
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1巻よりもおもしろかった。
物語に起伏が出たし、主人公とヒロイン二人のもやもやした感じがすごくよく出ていると思う。
東雲の書く小説の本編との絡み方も濃くなっており、描写する必要性がしっかりとあった印象。(1巻ではなくてもいいと感じていた)
☆は3をつけたが、4に限りなく近い3ということで。
ただ、前巻の終わり方からこのように続くのは、蛇足のように感じてしまう部分もある。別の話として読めば……というのも無理がある話か。 -
待っていた期待を裏切らない作品だった。
ヒロインの作家という点が上手く使われていて良かった。
続きが読みたい作品。 -
完全に森崎ビンゴさんのファンになりました。派手なアクションなんてない。魔法も異能も超能力もない。淡々と日常を描いてゆく。不器用で、読んでいてもどかしい、だけど目が話せない、そんな本でした。読み終わったときのホッと息をついたときのあの満足感はよかった。最後の東雲の一言がなんとも愛らしい。一巻と同様、素晴らしいお話でした。
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いじらしくて、こそばゆくて、もどかしすぎるの三権分立
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いい。相手が何を考えているか分からずに不安になるという心境が初めての体験として初初しく書かれていて、自身の高校時代を時折思い出したりもしつつ感情移入しながら読んだ。東雲の長編恋愛小説も読んでみたい、あの幻想的な短編の描写を見る限り、とても美しいものになると思う。また、章の冒頭ごとに出てくる東雲の書いたものは、そういえば野村先生の文学少女とかのものに雰囲気が似てるなとも感じた。続編タイプのものではないけれど、短編の語り部を変えてのアフターストーリーなどが出ると嬉しい。
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出てくる人がみんなまっすぐで
楽しくて綺麗で切なくて
読んでて気持ちいいのだけれど悲しい -
超純愛物語、まさかの続編。1作目が素晴らしすぎて読む前から蛇足臭がしてたけど、これはこれでアリ。
前回からどうなるかと思ったら相変わらずつかず離れずみたいな状態だった二人。さらに東雲はスランプに陥ってしまう。
そんな中新キャラ・喜多川が登場。彼女は三並に積極的にからんでいき・・・
今回も三並と東雲の距離感がたまらない。どうなるのかどうなるのかとハラハラしながらページをめくった。
これが本当の青春なのか、恋愛なのか。私には無縁すぎてもう・・・