ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047278394

感想・レビュー・書評

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  • こちらは逆につまんなくなりましたねえ…
    落とし所が少ないわりに、
    展開にイライラするかつ、
    面白味がなくて、
    途中で挫折しちゃいました。

    キャラぶれするなら続けるなって思うんですが…
    成長云々じゃなく、初刊と比べて全員キャラ崩壊してますから。

    まあ、とりあえず保留です。
    また読む気になるかもしれないけど、
    まあ…読むまで次は買わないかな。

  • 理不尽な存在にかき回されるラブコメも早7巻目.今回は関係ない他人の願望がランダムに聞き取れてしまう話.5人の絆に対してどうやっててこ入れしていくか,というのはもう限られてきている=ネタ切れではないか,というのを薄々感じてしまった.例えば前巻は“強制的な絆の消失”だったわけだけど,今巻のてこ入れは,ただの意地.主人公太一が典型的なヒーロー役を担って仲間と対立していくが,ストーリー上太一にそういった役回りを押し付けざるを得ないとはいえ,やはり読んでいて気持ちのよいものではない.しかし,太一はそういうのがなくても,悩み相談の相手にはもってこいな人柄というのはシリーズで結構描かれているので,最後の和解はキレイだと思った.エピローグで明かされる太一の夢には爆笑した.

  • どうしようもなく、人間を描いた作品だなあと思う

  • ココロコ、現時点での最新刊。
    ラスト前を感じさせる展開でしたね。

    今回は、久々に伊織たんが光っていました。
    てか、彼女に一番感情移入できた。

    ひとまず太一君&唯たんの、とりわけ太一君には
    全く感情移入できず、「○○のためにしてあげたい」て
    単語だけで虫唾が走るほどでした。
    皆のためなんて、してあげるなんて、思い上がってる時点で
    「それ自分のためだから!」て。
    行動しようとすることが間違いというよりは、それを誰かのためと
    思い上がること、その責任を背負ってないことが
    間違いなんですね。

    稲葉ん達の考えが正しいというよりは、彼等は「自分の意思」で
    「自分のため」と覚悟していた点において勝っていただけだと思います。
    稲葉んが今回間違えたとすれば、彼女の言動で逆に煽ってしまった
    ことかなですね。
    このあたりが彼女の不器用さで可愛いとは思いますが。

    今回も、イライラしながらも「これって同属嫌悪?」をしてしまう
    この鋭さは毎回唸ります。

    好きに大きさも形も、ある程度はあるかもしれないけど、あまり
    意識したくはないなぁですね。
    あとは「依存」しない節度を持つことも大事だと思いますが、
    稲葉んのようにセーブできず葛藤する姿も否定できない。

    この難しい「ココロ」にどう決着がつくのか楽しみです。

  • ふうせんかずらの最後(?)の現象により4人が対立することに。それぞれの言ってる事も分かるし理解できる、ココロコで最も考えさせられる話でした。
    自分と太一を重ねながら読めたので稲葉んの言葉が突き刺さり耳が痛い。 ていうか同族嫌悪??
    アニメ化おめでとー。 主役もさることながらサブ2人のCVはぴったりだと思う。 残り2巻となった原作ともども楽しみだ。

  • 情けは人のためならず。
    話を作るうえで都合のよい主人公体質だった太一が、自分と向き合う話。

  • 収束してきた。次の本編でしっかり纏めて欲しい。

  • 2012 3/29読了。WonderGooで購入。
    シリーズももうだいぶ積み重なってきて、前の巻では絶大の絆を見せた主人公たち5人。
    しかし進路希望調査の時期、何も先が定まらない自分に太一が焦りを覚えていたところで、"ふうせんかずら"が現れ5人に「ボーナス」を与えると言い出す。
    自分たち+後輩2人以外の願望が見える能力を手に入れた5人は、みんなの希望をかなえたいと思う太一・唯と動くべきではないという稲葉・青木、どうすればよいか悩む伊織の3人に分裂してしまい・・・。

    自分たちのことならもう揺るがない5人だけど、自分たちに塁が及ばないがためにかえって「どうしたいか」という自分の信条が問われることになる。それが太一の今回の混乱を招いた形なのかなあ。
    クライマックスは修学旅行@北海道。場面を想像しつつ読んでしまった。

    次の短篇集を挟んで、もう2冊でシリーズ完結とのこと。
    今回で終了を宣言した"ふうせんかずら"の真意やいかに。

  • これがココロコネクト・・・だと!?
    前回、なんか微妙とか思っててすみませんでした(土下座

    今回はラスト目前らしくいよいよ太一のターン。
    毎回文研部のメンバーが追い込まれて追い込まれてから解決する展開だったけど、地の文である主人公がガンガン追い込まれるのは読んでて辛いものがある。

    力を与えられた自己犠牲野郎・太一が正義のためと思って行動するがそれによって多分シリーズ上最も険悪な対立を生むことに。特に稲葉との距離が遠い、遠すぎる・・・
    周りの生徒たちを片っ端から救っている一方一番近い存在だったはずの稲葉が見ててわかるほど追い込まれているのに救わない(救えない)というのが痛い。
    なんか心をかなりエグられた、酷い(褒め言葉

    今回の藤島様はなんと稲葉と組んで最強(かつ最凶)の壁として太一に立ちはだかる。
    他にも太一の家に入ってあんなことや・・・ゲフンゲフン

  • 前巻に続き、いつもと少し違った攻め口。善意で始めた筈が空回り、破綻する、という流れは今までありそうでなかった展開かと。こういう虚淵玄的な話はやっぱり読んでてキツいものがあるね(^_^;) この辺がキモでありながら、それ故にかなり人によって好き嫌いが分かれそうだなこのシリーズ。どの巻も話が重めなので。進路、といった話と絡めて「自分とは何ぞや」という辺りのテーマが描かれるが、些か説教臭く見える、という人もいるかもしれない。「エヴァ」以降のセカイ系直撃世代にはウケるかと思うけど。自分はこのセカイ系っぽさに完全にハマったクチ。アニメ化という話題も楽しみ。あと、ゲーム化ってどゆこと?何するのかね?まぁ何だかんだ言って買いそうだけど(笑)。

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著者プロフィール

第11回えんため大賞特別賞『ココロコネクト』でデビュー。シリーズ11冊で120万部を突破。2シリーズ目『アオイハルノスベテ』全5巻、『今日が最後の人類だとしても』続刊中がある。

「2017年 『今日が最後の人類だとしても2 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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