国家の危機と首相の決断 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315792

作品紹介・あらすじ

平時でも「リーダーシップがない」と言われる日本のトップが「国家の危機」に直面した際、どんな決断をし、どんな指導力を発揮したのか。東日本大震災での菅直人首相の初動が批判を浴びたばかりだが、歴代のトップたちは想定外の事態に陥った際、なぜかもたつき、対応への感度が鈍いと評価されている。「国難」を大震災、経済危機、非常事態の3つに分け、その時々の最高権力者が危機に際してどう舵取りしたのかを追いながら、首相の資質、政府・官邸の危機対応を問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • 2012/12/24やや駆け足で読了。11の危機の中で積極即応型で成功したのは、たった2つ(83大韓航空機墜落の中曽根と同時多発テロの小泉)。やはりこのふたりですね。★4

  • 中曽根は後藤田を官房長官にした理由として、行革の断行と危機管理ができる人を据えた。
    後藤田は突然の危機や緊急事態での判断と決断という非常時の経験を数多く積んできた、危機管理のプロとしての識見と力量と手腕を中曽根から高く買われていた。

  • それぞれのエピソードは面白いが、本としてのまとまりはどうかのう。
    前書きと後書きを一緒に読まないと本にならない。
    結局、日本の政治家に危機管理と言うのは極めて難しいと言うことではありそう。

  • 12.12.24 やや駆け足で読了。11の危機の中で積極即応型で成功したのは、たった2つ(83大韓航空機墜落の中曽根と同時多発テロの小泉)。やはりこのふたりですね。

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著者プロフィール

塩田 潮(シオタ ウシオ)
作家、政治評論家
ノンフィクション作家・評論家。1946年生まれ。高知県吾川郡いの町出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経て、1983年、著書『霞が関が震えた日』刊行でデビュー。同年、同作で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。著書に『霞が関が震えた日』(講談社文庫)、『東京は燃えたか』(朝日文庫)、『大いなる影法師』(文藝春秋)、『一〇〇〇日の譲歩』(新潮社)、『昭和の教祖 安岡正篤』(文藝春秋)、『日本国憲法をつくった男 宰相幣原喜重郎』(朝日文庫)、『金融崩壊』(日本経済新聞社)、『郵政最終戦争』(東洋経済新報社)、『田中角栄失脚』(朝日文庫)、『新版 民主党の研究』(平凡社新書)、『憲法政戦』(日本経済新聞出版社)、『熱い夜明け でもくらしい事始め』(講談社)、『内閣総理大臣の日本経済』(日本経済新聞出版社)、『密談の戦後史』(角川選書)、『内閣総理大臣の沖縄問題』『解剖 日本維新の会』(ともに平凡社新書)など多数。

「2022年 『大阪政治攻防50年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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