プロ野球 もうひとつの攻防 「選手vsフロント」の現場 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マガジンズ
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315990

作品紹介・あらすじ

オリックス球団代表が記すフロント業務の実際。「ドラフト」「トレード」「契約更改」「MLB移籍」「外国人選手獲得」「戦力外通告」などに直接かかわった著者が、それらの現場で起こる「攻防」をイチロー、長谷川滋利、田口壮ら選手、そして仰木彬監督などとのやりとりを交えながら具体的に記す。例えば、史上初の200本安打を放ったイチローの年俸が800万円から一気に1億円になる過程で行われた事前交渉の内容や、MLB移籍を熱望する長谷川とのやりとり、ドラフト会議前日に行われる球団内の会議の様子など、実際の内容を示すことでプロ野球界をより深く紹介していく。

感想・レビュー・書評

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  • レビュー省略

  • 2016年1月21日読了。

  • オリックス球団の代表を務めた著者が球団経営や選手の契約更改やドラフト、トレードなどの補強の裏話をまとめた野球ファンにとっては非常に興味深い内容。
    イチローや長谷川のメジャー挑戦の裏話は特に面白かった。

  • オリックスに1990年から2002年まで球団社長を勤めた著者による球団経営に関する一冊。

    その当時にいたイチロー、田口など後にメジャー入りした選手との交渉などについても詳しく触れており、とても興味深く読めた。

  • プロ野球の現場を描いた本として
    一流選手の自伝などで内幕はこうだったというものは
    いくつかあるけれど、フロント側からの意見や
    フロントでの業務はこういうものだという本は
    多くないと思うので、そういう意味で面白かった。

    ドラフト会議での新垣投手獲得をめぐっての
    悲劇を生んだ最重要当事者であるにもかかわらず
    そこはさらっと流しているし、
    著者の球団代表としての評価は賛否あるだろうけど
    一冊の本としては読みやすいし良書だと思う。

    球団代表としての就任期間で良くなかったところも
    きっとあるはずなのに、いいところしか書いていない点など
    もっと掘り下げてほしいという思いも少しあるが。

  • 球団フロントの仕事、現場とは違った視点からプロ野球を垣間見れたような気がして、面白かったです。
    年俸交渉、ドラフト会議、スカウト活動、勝てるチームを作るために多くの人間が動いてるんだなと思い知らされました。

  • 1989年から2001年までオリックスの球団代表を勤めた著者による回顧録兼日本プロ野球改造論。

    当時のオリックスはイチローのブレイク、阪神大震災、仰木監督による日本一、長谷川・イチロー・田口のメジャー移籍など日本プロ野球にとっての革命的出来事だらけだった。その渦中で著者はどうやって球団を運営していたのか。

    ドラフト、トレードや戦力外通告などの選手移籍における、著者と選手との具体的な駆け引きの紹介がおもしろい。球団事務員も選手もビジネスマンとしての能力と割り切りが求められる。

  • 元オリックスの球団代表が書いた本。年俸をどう決めているかなど、裏方の動きが詳しく知れておもしろかった。ついつい買ってしまう・・・。

  • イチローや野茂のメジャー移籍の裏話は少し面白かったけど、元球団代表だからか、選手側に立った意見が弱かった気が。「業界の発展が結局は選手のためだ」って感じで、それはやっぱり経営者側の言い分だよな~と。

  • マンガ「グラゼニ」のフロントバージョンを見ているような気分だった。いわゆる暴露本でもないからサラリと読めるね。

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