珈琲桟敷の人々 シリーズ 小さな喫茶店 (ビームコミックス)

著者 : 山川直人

• KADOKAWA (2017年4月24日発売)

作品紹介・あらすじ

その一杯を求めて、人はその店のその席に、今日も…。名作『コーヒーもう一杯』で漫画の枠を超えるファンを魅了した山川直人が、唯一無二の誠実で温かな世界を再び描き出す。コーヒーや喫茶店を巡る絶品の連作集。

感想・レビュー・書評

[kagurinさんの感想 · 2020年4月30日]

・おしゃべりな夜
あみこさん！
いつも、
編み物をしてる人。
ただ、
編み物が好きなだけ！
そう、
好きなことをしてるだけで普通の人。
ちゃんと好きなことがあってそれに没頭できるって幸せな人。
で、
売ってみたら売れちゃうほどの編み物の腕がある！
街で売れた編み物を使ってくれてる人を見たことがあるんだって！
それって奇跡！
で、
いつも喫茶店で没頭してるみたいよ編み物。。。
最近の喫茶店って、
ただそれだけをさせてくれるお店のほうが減ってる気がして、
ファミレスでやってます。
ロルカ行ってみたいなぁ。。。


・花林糖の日
そうなんですよ！
運の良し悪しなんて本人には自覚できないものなんですよ。
悪いように見えて良いこともあるし、
言いように見えて悪いこともあるんです！


・人面犬と少女
クサハラボウジンの知らんぷりの風。
聞いてみたいね。
つか、
ラジオとか有線で流れてるいいと思った曲のタイトルやバンド名ってなかなか知れないけど、
そういうきっかけで知れた音楽は割と長く愛せることが多いです。
ちなみに、
人面犬って結局なんだったんですかね？
あれって都市伝説なんですか？
人面魚ってのも居たよね？


・水の戯れ
タイトルが秀逸。
つか、
舞台で多いかなこういう人。
久木田さんみたいな人。
悪気がないだけに残念な話しなんですよね。
つか、
あみこさん今日も編み物ですね。


・曖昧な記憶
ロルカの名前の由来。。。
早く言えば運命ですよ！
わかります！
だって占い師ですから！
つか、
あみこさん？
えっ、
彼氏できたんですか？
きょういちのびっくりです！


・さまよえる男たち
生み出した責任ですよね。
きっかけはなんであれ、
また始めれたって事は水が合ってるんだと思うのですよ。
末永く続きますように。。。
って、
今日も今日とてあみこさんは編み物一直線！


・消えていく店
鴨ちゃんは長いですよね？
現状、
コロナのせいでなくなっていくお店が増えて嫌なんです。
かぐりんが通いつめてどうにかなることじゃないんです！
と、
写真ってそんなに嫌なもんなんですかね？


・嘘とマッチ箱
尾ひれ。
尾ひれならいいんですけどね。。。
嘘は止めていただきたい。
ｂｙ占い師
と、
確かに冷めた珈琲もかぐりんは好感が持てます！


・汝の敵を愛せよ
山師寅造登場！
つか、
きぐるみプロセスってなんだ？！
つか、
きぐるみって臭いんで嫌いなんだな！
かぐりんわ！


・燦く星座
今日も今日とて編み物一直線なんです。

[スリーピージーンさんの感想 · 2017年5月16日]

喫茶店「ロルカ」ってどこにあるんだろう？とても行ってみたいんだけど！山川さんのマンガって文学でいうと純文学だなと思う。すーっと読み終わるけど、とても心に残る。コミカルなのにどことなく哀しみがある。今の自分の価値観が揺らぐ。もちろん絵の面でも、ちょっとした人物のしぐさや心の変化の表現がたまらなくいい。デフォルメしてるのにリアルでおもわずニヤリとしてしまう。

著者プロフィール

一九六二年大阪生まれ、東京育ち。高校時代から同人誌活動を始め、一九八八年『シリーズ間借人』（ヤングチャンピオン連載）が漫画雑誌初掲載。主な著書に『コーヒーもう一杯』『澄江堂主人』『シリーズ小さな喫茶店』（以上、ＫＡＤＯＫＡＷＡ）、『道草日和』『写真屋カフカ』（以上、小学館）、『ハモニカ文庫と詩の漫画』（ちくま文庫）、『日常の椅子 菅原克己の風景』（ビレッジプレス）、『猫町』萩原朔太郎原作付（タイムレスブックス）など。ほか自主制作本多数。

「2021年 『短篇文藝漫画集　機械・猫町・東京だより』 で使われていた紹介文から引用しています。」