お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂5 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2016年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048658997
感想・レビュー・書評
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本作で、若鮎や調布といった和菓子を初めて知りました。求肥が好きなので食べてみたいです。とうとうシリーズ最終巻。切なさもありましたが、すべての人が前を向いて歩き出そうとしている様子に心打たれました。シリーズが大福で始まり大福で終わるのがいいなと思った。
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和菓子職人として随分立派になった。人間関係も収まるところに収まり、めでたしめでたし。そして毎度のことながら若鮎食べたい!求肥と甘めの小倉餡!
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シリーズ最終巻。
葵の謎めいていた過去の話が解決され、葵と栗田の関係も変わっていく。
少しずつ、人として成長していくさまを和菓子や事件と絡めて書かれていて、読みやすく、面白いシリーズでした。 -
完結。
やっぱり締めはハッピーエンドがいいですね。
大福食べたい。 -
【最終レビュー】
予約著書・5ヶ月待ち。図書館貸出。
―シリーズ・完結編―
*栗丸堂シリーズ・既読アーカイブ
〈第1弾・14.12既読〉
http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048665480
〈第2弾・15.4既読〉
http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048690337
〈第3弾・16.4既読〉
http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048665117X
〈第4弾・16.8.2既読〉
http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048655639
1年8ヶ月、こうして読み進めてきた、栗丸堂シリーズ。
あっという間に、今日既読したばかり。
〈やり切れず切なく秘めた想い〉
〈ヒロイン:葵さんの本性がありったけに存分に…本来、彼女が持っていた『内面描写から伝わる「品の高さ・格別な素養力」』〉
→葵さんのような女性に、改めて、同じ同性の目線からも、グッと惹きつけられ、いわゆる『憧れ』と言い切れるぐらいに。
〈過去から引きずってきた『重苦しく抱えたトラウマ』から、どう乗り越えていくのかというヒントとなるテーマ〉
という人物像と共に
風情・風味描写・和菓子一つに込められた『歴史観と共に伝わってきた、極みある世界』
等、本当に本当、味わい深さが存分に詰め込まれた『風味の数々』を
美味しく楽しんでいったかのような
栗丸堂シリーズの世界観でした。
まだまだ、伏線があるかのようですが、ネタバレになりそうので…
ラストも特に、印象深かったキーワード、幾つかピックアップしながら、栗丸堂シリーズのレビューも、本日、完結とします。
また、会える時を願いながら…
[剛と柔]
[洗練とは…]
[浅草界隈の空気間を体感するかのような、心地よい雰囲気] -
良かった。良かった。ほんとうに。
今度は大福作るぞ~。
(^^)v -
浅草に夏がやってきた。栗田は清流の美「若鮎」を
作ることになり、それが富樫との
邂逅をもたらした。一方、若者の季節の到来に、
それぞれの思いが交錯。栗田は彼女らの想いを
受け止め…。人をつなぐ和菓子の物語、完結。 -
浅羽は、かつて鳳凰堂で葵に怪我をおわせクビになった天才的和菓子職人・富樫を見つけたが逃げられた。白鷺流茶道宗家の白鷺敦が6月の茶会の和菓子に若鮎を依頼され、試作していると小学生の男の子が手帳を忘れたまま帰ろうとしたのが2日連続。3日めやってきた子に若鮎を出すとー
◆栗田の力量を試した富樫。由加の一大決心。葵の怒りの真意と富樫の謝罪への赦し。見誤っていた栗田の真価、想い出の大福で全ての収束。不器用な二人の色々乗り越えたハッピーエンドに拍手。゚(゚´Д`゚)゚。良かった-